北川景子 新春ドラマ 「 しあわせの記憶」!

2019年8月14日

北川景子 の話題です。

MBS開局65周年記念 新春ドラマ特別企画 「しあわせの記憶」です。

渡辺謙×北川景子×二階堂ふみ×麻生祐未!
豪華キャストが贈るステキなホームドラマ!
5年ぶりに帰ってきた父…再び始まる「新しい家族の物語」!

太郎(渡辺謙)が事業の失敗から離婚し、
家を出てから早や五年。
元の家には、長女・夏波(北川景子)、
次女・冬花(二階堂ふみ)、
母・純子(麻生祐未)が暮らしています。
娘たちは、久しぶりに口紅をつけて外出する母の動向が気になります。

そんななか、家賃滞納で金策に苦しむ太郎が、夏波の会社を訪ねてきます。
金の無心です。

父の代わりに一家を支えてきた夏波は激怒します。

家族はそれぞれ悩みを抱えています。

共同経営者の友人・吉(三浦貴大)との関係がぎくしゃくする夏波、

アルバイト先のコンビニでチーフの
田島(千葉雄大)に厳しく当たられ、落ち込みがちの冬花。

別れた妻・純子は、恋の相手・尾方(菅原大吉)を見つけています。

太郎は不器用にそれぞれの葛藤に関わっていきます。

ドラマは、太郎が1985年阪神優勝のとき、
神宮球場で純子(麻生祐未)と知り合い結婚したという
設定になっています。

5年前に離婚して父が出て行き、
母娘3人の津島家の朝はいつものように始まります。

母の純子はコーヒーショップでパートをしています。
今日もいつもと同じ朝の光景、
けれど、一つだけ違っていました。

それは、母の純子が口紅をつけていたことです。
口紅なんて何年もつけたことなかったのに?

父の三浦太郎は清掃会社に勤めていましたが、
リストラに合い、住んでいたアパートも家賃不払いで追い出されて
困り果てて、娘の夏波の経営している会社
『インターモシュ』にやって来ました。

かつて両親は弁当屋をやっていました。
その頃はまだ珍しかった弁当屋は大当たりして
5号店まで持つようになりましたが、
大手の弁当屋が出現してきて、
あっという間につぶれてしまいます。

それからの父はまったく働かなくなり、
浮気までする始末。

夏波に「お母さんと離婚して!」と言われ、
太郎は、離婚届けを置いて姿を消しました。
それから5年が経ちます。

夏波と大学時代の友人の吉岡幸起は
大学生の頃に共同経営で始めた仕事が、
今は大勢の社員を抱える大きな会社になっています。

しかし、今『インターモッシュ』は経営の曲がり角を迎えます。

父の太郎が会社に訪ねてきたのに、
夏波は冷たく追い払います。

けれど夏波は、太郎を追いかけある話を持ちかけました。

それは最近、恋人ができたらしい純子の調査でした。
「どうせお金もないし、
やることもないなら1日1万円でやって!
いくとこもないならうちに来ればいいわ」

そう夏波に言われて津島家に居候、
調査を始めます。

夏波は冬花には父を家に入れた本当の理由を話しますが、
純子には夏波の会社に訪ねて来た時に
高血圧で倒れたから家に連れて来たと話します。

純子の恋人の尾方正志は、
コーヒーショップに豆を卸しているいる店『まめや』の店員でした。
純子の働く店に配達に来るうちにつき合うようになります。

二人はカフェで楽しそうにデートをします。

冬花は50社以上の入社試験に失敗して、
自分がやりたいこともわからず
ただ流されるままにコンビニで働いています。

些細な失敗が絶えず、
先輩の田島佑からはいつもキツイ口調で怒られていました。

冬花は自分に自信がなく、
自分なんかいない方がいいんだ、
そんな風にも思ってしまいします。

太郎の調査の結果、
尾方正志は『まめや』で働くようになったのは2年ほど前からで、
それ以前は不動産業をやっていたようですが、
事業に失敗して大きな借金を抱えています。

太郎は、偶然通りかかったキャバクラの前で
ホステスとイチャついている尾方を見かけます。
「借金があるくせに」太郎はあきれてしまします。

田島はシフトが休みの日に
バイト先のコンビニに来て冬花を叱ります。

彼もまた、自分がやりたいことが何なのか、思い悩みます。

家に帰った太郎は、
純子に尾方のことを話します。

太郎がここにいる本当の理由が尾方の身辺調査だと知った純子は、
帰宅した夏波を責めて、
自室に閉じこり、号泣します。

翌朝、自分の役目は終わったからと
言って出て行こうとした太郎に純子は言います。

「行く先が決まるまでもう少し居ていいわよ」
「お前には幸せになってもらいたいんだよ」

吉岡の親の出身が青森だと知った太郎は、
自分も青森出身なのでなんだかうれしくなって、
故郷からリンゴが届いてるから家に取りに来いと誘います。

吉岡がリンゴをもらいに来たので、
そのまま飲みに誘って
夏波とのことを聞きます。

「ビジネスパートナーって難しいんです」
夏波との関係はなかなか難しいようです。

バイト先のコンビニで、冬花はいつものように、
小さな失敗をしてしまいす。

けれど、田島は今日は怒りません。
「お前のこといろいろ言ってごめんな」
と謝ります。

田島はバイトを今日でやめると言います。
冬花は、聞きます。
「やめてどうするんですか?」

『インターモッシュ』には他の企業から
融資の話がいくつか来ていましたが、
夏波は乗り気ではありません。

一方、
吉岡は融資を受けて危機を乗り切り、
社員たちの生活を守りたいと言います。

何度話し合っても二人の意見は平行線です。

その夜、
家に帰る途中でボーリング場の横を通りかかった夏波は、
思いついたようにボーリング場へ入って行きます。

太郎は、ボーリング場へ入って行く夏波を見かけ
ついて行きます。

夏波と太郎は
ボーリングをやりながら昔、
家族でボーリングをした思い出を懐かしそうに話します。

夏波は、
太郎に吉岡をどう思っているのかと聞かれて
「ビジネスパートナーって一つの時代が終われば別れるものよ。
意見が違えばそれぞれの道を行くのよ。」

太郎は、次の日の夜、
再び例のキャバクラの前で尾方を見かけます。

尾方は従業員としてキャバクラで働いています。

改めて話を聞いてみると、
不動産投機に失敗して4000万円の借金を作ってしまい、
身体を壊した妻を亡くしています。

『まめや』とキャバクラで働いて借金を返しながら、
自分の店を持つための資金を貯めています。

「もう一度、家族が欲しいんです」
尾方は振り絞るように言います。

やがて帰宅した純子に、
さっき尾方に聞いたことを伝えます。

「あいつはホントはいい奴だった。
お前があんまり美味そうにコーヒーを飲むから
惚れちまったんだってさ」

もう結婚はしたくない、一人の方がいいと言う純子に
「結婚しなくても家族になればいいじゃないか」
幸せになれよと太郎は話します。

その時、冬花のバイト仲間から電話があり、
冬花がバイトに行ってないことがわかりました。
冬花の部屋には
『わたしにはなにもない』
という書置きが!

3人は警察にも連絡して冬花の行方をさがします。
その時、冬花から山梨の古村町(西湖の畔)
にいるというメールが来ます。

3人は山梨へ向かいます。

現地に着いた3人は大声で冬花を捜します。
実は冬花は田島に誘われて農業体験に参加しに来ていました。

田島がバイトを辞める理由を聞いて、
自分も何かやりたいと思ったから田島についてきた、
そう話します。

冬花の決心を聞いた太郎は田島に言います。

「冬花の名前は、冬でも一輪、
凛と咲いてる花のように冬花がいればみんなが幸せになれるように
って意味なんだ!
萎れさせたら許さないからな!!」

「はい!」
「あたし、がんばる!!」

やがて、
純子は尾方と結婚する決心をして
引っ越しをする日がやって来ました。

太郎は玄関で、
新しい夫と旅立つ「元妻」を見送ります。

次のお正月、
津島家に集まった家族4人は、
それぞれの近況を話しながらおせち料理を食べます。

夏波は『インターモッシュ』を他社に
合併吸収させて経営を譲り、
吉岡と二人でミャンマーとバングラデシュで
エステの会社を立ち上げることにします。

冬花は農家の出荷や仕事で忙しそうです。
純子も幸せそうです。

とても胸にしみる楽しいドラマでした。