川口春奈 ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」第10話・最終回!
川口春奈のドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」第10話・最終回です。
謎の黒ずくめの男に襲われた黒川を庇い、楓はナイフで刺されてしまいます。
楓が緊急搬送されて病院で処置を受ける中、聡子は、今回殺害された都内の美大生・花巻京香と、殺人を疑われている富士田順平のSNS上の共通の友達である「KooZ」という人物に注目します。
この人物は、11年前に殺害された秋保彩花と自殺した浅間大輔の両方のブログにもコメントを残しており、SNSの画像には被害者の傷と同じ形“勾玉”の模様が掲載されていました。
そんな中、楓を刺したのは自分だと、神津一成が警察に自首します。
黒川は、神津が京香の通う大学の職員で、読みの「こうづ」が「KooZ」に似ていることから、一連の事件との関係があるのではないかと疑います。
翌日、その神津に接見を果たした黒川は、そこで楓を刺しただけでなく、今回の京香と奈々の連続殺人事件、更には、11年前の「東央大学生殺人事件」の犯人は自分だと囁かれます。
神津が犯行を匂わせたにもかかわらず、証拠がないために、どうすることも出来ないことに苛立ちを隠せない黒川です。
事件の手がかりを探していた黒川は、11年前の捜査に当たっていた元刑事の草津に会い、遺留品のたばこの吸い殻が、浅間が喫煙者でなかったために証拠として採用されなかったことを知ります。
黒川は、横浜地裁に11年前の証拠品のたばこの吸い殻の開示と、再審を請求するも、証拠品は該当するものがなく再審請求は棄却するとの回答を受けます。
さらに、検察側の嫌がらせで、石和の弁護士法違反を理由に、保駿堂法律事務所は捜査されることになります。
窮地に立たされた保駿堂法律事務所は、別府所長の提案で、富士田の裁判で神津を証人として引っ張り出し、証拠を突きつけて犯行を立証するという裏技を考えます。
そして黒川は、草津に手配してもらい、神奈川県警の証拠品置き場からたばこの吸殻を回収します。
秋保に協力要請し、鑑定した結果、入手できたたばこの遺留品からDNA解析が全て神津と一します。
河川敷きで殺害された京香の遺留品からのDNAとも一致していたことが判明します。
そして迎えた、富士田の裁判で黒川と楓は、このたばこの吸い殻を決定的な証拠として提示します。
富士田の裁判で黒川は神津に、防犯カメラの映像に映っていたことや、犯行当日、殺害された奈々と一緒にいたという目撃証言もあることなどから、事件への関与を追求します。
すると、神津は「11年前、秋保彩花を殺したのは俺です。今回、花巻京香と山代奈々を殺したのも俺です。」とあっさり自白します。
事件を起こした理由について、
「日本の警察や検察の問題を浮き彫りにするため」とうそぶきます。
巧妙に作り上げ、餌としてまいた「犯人役」に警察は、あっさりと食いついたといいます。
神津は、
「これでは冤罪はなくならない、無能な警察、検察、ざまーみろだ」と言って、挑発的に笑います。
神津の狂気的な連続殺人の動機は、11年前に神津自身が「痴漢冤罪」の被害にあっていたことがきっかけでした。
示談金の搾取目的で女子高生が神津を陥れた「痴漢冤罪」が原因で、神津は医学部受験を断念します。
神津は、真実を求めようとしない無能な警察と検察に、人生を滅茶苦茶にされたことに対する復讐のために犯行を決意します。
黒川は、裁判で11年前の事件が冤罪だったことを証明することができました。
けれど、事件で亡くなった人は返ってきません。
黒川に、秋保は「だが、俺は救われた。彩花の死も浅間も死も,これで悼むことが出来る」と声をかけます。
そして黒川真検事は、「過ちは正す必要がある」と、11年前の事件の再審請求をすることを決めます。
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