新垣結衣 特集ドラマ「絆~走れ奇跡の子馬~」「前編」!

新垣結衣が特集ドラマ「絆~走れ奇跡の子馬~」に出演しています。
「前編」です。

福島県南相馬市で牧場を営んでいる松下雅之は地元の祭り「相馬野馬追」の伝統を守りながら競走馬を育てる夢を抱いていました。
息子の拓馬も同じ思いで働いていました。
けれど牧場の経営は厳しい状況が続きます。

娘の将子は東京で一人暮らしをしていましたが、そんな父と兄に呆れています。
東京から短い帰省で帰ってきた将子と雅之は口論してしまいます。

雅之と拓馬が営んでいた牧場は牧場とは名ばかりで質素な生活をしないと運営していけないほどの小さな牧場でした。
そして、生計を立てているのは看護師として働いている佳世子の給料と東京で働いている将子の仕送りという状況でした。
そのような状況下で雅之と拓馬は牧場から競走馬を出すことを夢見ていました。

その時でした。
かつて経験したことがないほどの大きな地震が起きました。
拓馬は馬を連れ出そうとしますが、産気づいた馬がいて見放すわけにはいきませんでした。
危険な場所で馬のお産に立ち会う拓馬。
無事に子馬が産まれたその時、津波警報がけたたましく鳴り響きました。
拓馬は無残にも津波に襲われて亡くなります。

雅之と将子は拓馬の行方を捜します。
そして帰らぬ人となってしまった拓馬を発見しました。
その先には拓馬がお産に立ち会った子馬が生き延びていました。
戻って来た佳世子に2人は拓馬が亡くなったことを告げました。
家族は悲しみに打ちひしがれます。

松下家に残されたのは、拓馬の命と引き換えに震災の日に母馬が産んだ子馬のリヤンでした。
雅之と長女の将子は、元騎手の夏雄の協力を受けながら子馬を育て始めますが、佳世子は息子の拓馬を失った悲しみから立ち直れずにいました。