土屋太鳳 新春ドラマスペシャル『優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ』!

土屋太鳳の新春ドラマスペシャル『優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ』です。

若い男女の偶然の出会いが「封印されていた運命」を動かす!
鎌倉を舞台に、それぞれが忘れられぬ過去から新たな一歩を踏み出すまでの“再生”を描いた、音楽が繋ぐ優しさ溢れる“愛”と“絆”の感動物語です。

大学生の鈴木千波は、ギターが得意な大学教授の父・雅志と、歌がうまくて完璧な母・桂子と北鎌倉の洋館に住んでいます。
ある朝、千波はいつもより早く家を出ました。
江ノ電の極楽寺駅に着いた千波は、ホームにいた1人の男性を見て動揺します。

千波は、その男性に向かってまっすぐ歩み寄りじっと顔を見つめます。
その男性は永居タケルといいました。
タケルは、面識がない女性になぜ見つめられるのか全く分からずとまどうばかりです。

翌日も千波はホームでタケルを必死で探します。
そして、毎朝電車の10分だけ話すようになります。

タケルは、父親代わりのような広木克彦が営む小さな造船所で作業員として働いています。
タケルがひとり暮らしをしている古い木造アパートの部屋には、家族の写真や父母の物らしき眼鏡が大事に飾ってあるました。

出会いは奇妙でしたが、千波とタケルは恋人同士になります。
けれど、千波はタケルを両親に会わせることを頑なに拒みます。
デートのあと家の前まで送って行ってもそそくさと家に入ってしまいます。

付き合って半年がたち、タケルはやっと挨拶に行けることになります。
どうして家族と会わせるのを拒むのか、その理由を知ったタケルは衝撃を受けますが、千波の真実があきらかになります。

千波のお母さんは一目タケルを見るなり固まってしまい、お父さんは何も言わずタケルの顔をまぶしそうに見つめます。

夕食後リビングでケーキを食べることになり、そこにあるピアノの上の1枚の写真を見てタケルは息が止まります。
その写真をみて一瞬で千波が近づいた理由、会わせてくれなかったのに両親の親し気な態度の疑問が解けます。
タケルに瓜二つの千波の兄の写真でした。

兄は事故で亡くなっていました。

千波の家は音楽一家でピアノの上のフルートはお兄さんのもので千波はピアノ、お母さんが歌い、お父さんがギターを弾いていました。
けれどもう演奏はしなくなってしまいました。

タケルはお父さんの誕生日も近いからおもちゃみたいなフルートを買って練習を始めます。
誕生日にはたくさんのごちそうがならび、食後会話も途切れたころに、タケルは一緒に演奏することを提案します。

タケルは習いたてのフルートを一生懸命に演奏します。
千波は兄はフルートは吹けなかった、と真実を明かします。
友達にもらったけど難しくてあっさり諦めてしまったといいます。