北川景子 映画「響-HIBIKI-」文芸誌編集者を演じる!

北川景子が出演している映画「響-HIBIKI-」です。

欅坂46の平手友梨奈が映画初出演・初主演のエンターテインメントムービーです。
出版界に現われた15歳の天才女子高校生作家を演じます。

文芸誌“木蓮”の編集者・花井ふみを北川景子が演じています。
ある日、ふみは新人賞の応募原稿の中から「お伽の庭」という直筆の原稿を見つけます。

その新人賞の応募条件はWeb応募で、データだけを受け付けていました。
応募条件にあっていない直筆の原稿は本来は廃棄処分に回されてしまいます。

「木蓮」の編集部員であるふみは、その新人賞の原稿を読みます。
そして大きな衝撃を受けます。
なんとかして作者と連絡をとろうとしますが、連絡先が書かれていません。
あきらめきれないふみは、自らその原稿を応募条件に合うようにパソコンに打ち込んでいきます。

作者は鮎喰響という15歳の女子高校生でした。
ふみは作品に圧倒的な才能を感じ、文学の世界に革命を起こす力を持っていることを見抜きます。

ある日、響は自分が作品を送った編集部に電話をして感想を聞きます。
その電話を受けたのが、花井ふみでした。

響は高校の文芸部に入ります。
部長の凛夏は、小説家として活躍をしている祖父江秋人の娘でした。

凛夏は響の作品を読んでその才能に気がつきます。
小説家を目指している凛夏は、「木蓮」編集部のふみとも知り合いでした。
父のネームバリューは圧倒的で、凛夏にも作家デビューの話が出てきます。
そのことで祖父江亭を訪ねたふみは、凛夏を訪ねていた響と念願の出会いを果たします。

『木蓮』の新人賞に響の小説「お伽の庭」が選ばれます。
木蓮新人賞の授賞式に出席する響ですが、「お伽の庭」を読まずに批判する同時受賞の田中に対してパイプ椅子で殴りかかります。
この暴力行為は動画として残ってしまいます。

響の才能は凛夏との間にも軋轢を生みます。
作家デビューを果たした凛夏ですが、響から小説を否定されたことで二人は期限付きの絶交状態になります。

芥川賞・直木賞の候補作が挙がる時期となりました。

工事現場での肉体労働をしながら芥川賞に執念を燃やす山本春平の新作「豚小屋の豚」も候補作に残ります。
春平を小栗旬が演じています。

しかし話題は「お伽の庭」に集中します。
芥川賞・直木賞に同時にノミネートという快挙が報道されます。

響にマスコミの眼が集まり、かつての暴力行為が大きく報じられます。
しかし、暴力事件の被害者の鬼島や田中は「お伽の庭」を絶賛します。

「お伽の庭」は芥川賞・直木賞のW受賞を果たします。

受賞記者会見ではふみがすべてを代弁する形で進みましたが、ふみ自身を批判する質問者に対して響が暴走します。
私は何を言われてもいいけれどふみのことを悪く言うのは許さない。
質問した記者にマイクを投げつけます。

開場を抜け出した響、受賞を逃し踏切の前にたたずむ春平を見つけます。
春平が自殺をするのではと考えた響は、より先に線路の中へ入ります。

春平は響に戻るように叫びます。
電車はギリギリのところで停車して惨事は避けられます。

連行されるパトカーの中から、響が編集部のふみに電話します。
「お伽の庭」の印税の額を聞きます。
電車を止めた損害賠償が払えることを確かめる響です。

かなり現実離れしたストーリーでしたが、ハラハラが続く楽しい映画でした。
いつでも世界を変えるのは若い才能、そんなことを思わせてくれます。

映画『響 -HIBIKI-』予告