沢尻エリカ 映画「億男」お金に翻弄された女!

2024年3月16日

沢尻エリカが出演している映画「億男」です。

佐藤健と高橋一生がW主演しています。

3000万円の借金を残して失踪した兄に代わり、借金返済に追われる一男を佐藤健、起業して億万長者となった大学時代の親友・九十九を高橋一生が演じています。

沢尻エリカは、IT企業の創業に関わるメンバの一人を演じています。

一男は、借金返済のために昼は図書館司書、夜はパン工場で掛け持ちで働いています。
借金苦の日常に愛想を尽かした一男の妻は娘とともに家を出てしまいます。
そんな不幸続きの一男に宝くじ3億円当選という幸運が舞い込みます。
この大金で借金返済、家族の修復と、一発逆転を夢みます。

ところが、ネットでは悲惨な人生を送る高額当選者の記事ばかりです。
不安になった一男は、起業して億万長者となった大学時代の親友・九十九にアドバイスをもらうため、九十九の家を訪ねます。

そこでは派手なパーティーが開かれていました。
15年ぶりの親友との再会に一男はすっかり酒に酔ってしまいます。
酔いつぶれた一男が目を覚ますと九十九は3億円とともに姿を消していました。

一男は九十九の行方を追いながら、大金をめぐり家族や友情のあり方を探していきます。

一男は、昨夜のパーティで一男の携帯電話に勝手にアドレスを登録したあきらのことを思い出し、あきらに九十九の消息を尋ねます。
しかし、あきらは九十九のことをほとんど知りませんでした。
ただ、あきらのネットワークに、九十九の立ち上げたネットビジネス『バイカム』とつながりを持つ百瀬がいました。

百瀬は九十九と共に『バイカム』を立ち上げた一人で、現在は九十九と別れ、独自で事業を立ち上げ、莫大な財を築いていました。
百瀬を訪ねた一男は、九十九の消息を尋ねます。

百瀬は一男に、現在の九十九はいろんな事業に手を出して多額の借金を抱えており、3億円は戻らないと話します。そして、九十九の行方は知らないことを伝えます。

翌日から『バイカム』のつながりから、九十九の過去を辿る調査を開始します。
次に一男が訪れたのは、同じく『バイカム』でのつながりを持ち、現在、『ミリオネア・セミナー』という億万長者セミナーの講師をしている千住のところです。

ここでも一男は、九十九や百瀬と同様の投げかけをされます。
本当のお金の価値をわかっている人はほとんどいないと言われます。そして千住も九十九の消息は知りませんでした。

最後に一男が訪れたのは、同じく九十九と『バイカム』でのつながりを持ち、九十九の昔の恋人だったという十和子のところです。
沢尻エリカが演じています。
十和子もやはり莫大な財を築いた一人でしたが、九十九ではない一般の男性と結婚し、平凡な公団住宅の一室に住んでいました。

十和子は、自分も昔はお金に翻弄されていたが、お金はもちろんのこと、ファッションや食べる物にも全く興味がないと言う現在の旦那にめぐり逢い、お金の呪縛から解放され、穏やかな日々が送れ、とても幸せだ。と告げます。

そんな十和子の部屋には壁一面に現金がしまわれていました。
やはりここでも、お金に翻弄されることの愚かさを思い知らされる一男です。

お金に翻弄されていたころ、派手な衣装を着てクラブで遊ぶ十和子のシーンが映ります。

お金の本当の価値について混乱する一男は、九十九との学生時代を思い出します。
落語研究会で九十九と知り合います。一男と九十九は、モコッコへ旅行に出かけます。
海外でカルチャーショックを受ける中で、もともと株式の投資で既に億の資産を築いていた九十九は、お金の本当の価値を追求するため、事業を立ち上げる決断をします。九十九は旅先で熱い思いを語ります。

そんな九十九が自分のお金を持って逃げたということが信じられない一男です。

一男は、妻・万佐子の元を訪れます。そして自分は宝くじに当選し、今現在は手元にないが、もうすぐ手元に大金が入るため、借金を返してもう一度やり直そうと切り出します。

しかし、万佐子は、もう元には戻れないと、一男に預けてあった離婚届けの提出をせがみます。

娘のバレエの発表会を見に行き、自分の愚かさを悔いて涙する一男です。

発表会の帰り、一男は一人電車の座席に座っていました。電車が駅に到着し、扉が開くと、一人の男が一男の膝の上に大きなかばんを置きます。一男がその男に目をやると、その男はなんと九十九でした。

一男は、今回の九十九の行動が、一夜にして大金を手にした一男に訪れる、お金に翻弄される不幸を回避するための優しさであったことを知ります。

そうして三億円の入ったかばんは一男に戻ります。一男は、娘が欲しがっていた自転車を抱えて万佐子と娘の暮らすマンションを訪ねます。

学校へ行こうと玄関を出た娘は自転車を見つけ、大喜びです。そして物語は幕を閉じます。