木村文乃 映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」!

2024年8月27日

木村文乃出演の映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」です。

人気コミックを実写映画化した痛快アクション「ザ・ファブル」の続編です。
殺し屋「ファブル」の前に、新たな敵が立ちふさがります。

裏社会で伝説の殺し屋と恐れられた「ファブル」は、ある日所属する組織のボスから1年間誰も殺さず、一般市民として普通の生活を送るように命じられます。

大阪に移住した彼は、佐藤アキラという偽名を使い相棒のヨウコと共に兄妹を装って一般人として暮らすことになりました。
木村文乃がヨウコを演じています。

ある日公園に通りかかった佐藤は、車椅子に乗った女の子が公園の鉄棒で立ち上がる練習をしている姿を見かけます。その女の子を佐藤は見覚えがありました。
4年前に受けた任務で佐藤が助けた女の子「ヒナコ」だったのです。

バランスを崩して倒れるヒナコを佐藤がじっと見ていると、ヒナコは見ているくらいなら支えてくれと責めます。
佐藤は、「時間がかかるがきっと歩けるようになる」とヒナコに話しかけます。
それに対してヒナコは「偽善」と返して去って行きました。

佐藤は、驚異的な記憶力を持つ相棒のヨウコに4年前に東京で起きた殺人事件について尋ねました。
すると4年前少女に売春をさせていた組織の者が殺された事件について教えてくれました。

最初に、少女たちを無理矢理車に連れ込もうとしていた男が銃で撃たれ、その男の仲間3人も撃たれました。
その時立体駐車場にいた金髪の男は仲間がやられたと知り、車に乗って発車しようとしました。
その車の中には佐羽ヒナコという女の子が縛られた状態で泣いていました。

その時目出し帽を被った男が現れ、金髪の男をナイフで仕留めます。その目出し帽の男こそ組織から任務を受けたファブルでした。

任務完了と思いきや、意識を失った男の足がアクセルを踏んだことから車は急発進し、ファブルはヒナコを救うべく車の中に突入しました。

車は壁を突き破り駐車場の4階から地面に向かって落下していきます。
ファブルは間一髪ヒナコを救い出すと、下に停めてあった車の屋根に飛び移りました。
ファブルはヒナコの無事を確かめるとその場から姿を消しました。

ヒナコの足が悪くなったのは自分のせいかと思い、佐藤は気にかけるようになります。

次の日、デザイン会社「オクトパス」でアルバイトをしている佐藤は、同僚のミサキからクリスマスのイラストを描いてくれるよう依頼されます。

しかし佐藤はクリスマスの事をよく知りません。
不思議に思った皆に「サンタクロースは知ってるだろう」と聞かれ佐藤は「いや、知り合いじゃない」と真面目な顔で答えます。

もしイラストが成功したら時給を100円アップしてもらえると聞いて佐藤はチャレンジする事にしました。

その日も公園に行ってみると、ヒナコが鉄棒で立ち上がる練習をしていました。

佐藤は横にあるベンチに座ってヒナコを観察し「鉄棒の低い方から練習したほうがいい。」と助言をしましたが、ヒナコは「えらそうに」と気分を害した様子で立ち去ります。

とある団地の8階にあるNPO団体の事務所に戻ったヒナコは、NPOスタッフの鈴木に仏頂面を指摘されると公園にストーカーがいると話しました。

すると鈴木は兄のふりして追い返してやると言い、公園で佐藤に「妹に近づくな、変態」と脅し、顔を蹴りました。
鈴木が去るとしばらく佐藤は自分は変態なのかなと思い悩んでいました。

次の日、佐藤は2パターンのサンタクロースを上司に見せました。
独特なサンタクロースのデザインを見た上司と同僚は反応に困りますが、「徹夜で描き上げました」と聞くと2人は笑いをこらえきれず噴き出してしまいました。

そして上司から配達を頼まれた佐藤は、NPO団体に依頼をされたチラシを届けに行くことになりました。

団地の8階の部屋を訪ねると、代表の宇津帆が出ました。
そして奥にいたヒナコを見つけた佐藤は「あ!」と声を出し、2人が顔見知りだと気づくと、佐藤を事務所に招きました。

ヒナコにコーヒーを出してもらった佐藤は、宇津帆が話しかけているのをそっちのけで、熱々のコーヒーに必死で息を吹きかけ飲もうとします。
それでも熱かったのか「アチッ!」とのけぞりました。

ヒナコは思わず笑ってしまいます。
そしてヒナコは佐藤との誤解は解け2人は打ち解けたのでした。

佐藤の顔を蹴った鈴木の代わりに宇津帆が謝罪をして、握手を求めましたが佐藤はそれには応じず部屋を去ります。

佐藤が去った後、ヒナコが佐藤に好感を持ったことに嫉妬した宇津帆は服を脱いで関係を持とうとします。
ヒナコは生理であることを理由に断ろうとしますが、宇津帆は「構うもんか、血は好きだ」と答えます。

その帰りに、佐藤はヨウコの家に寄りました。
そして佐藤は4年前組織から受けた依頼の事を話し出しました。

仕事の依頼を受けたときターゲットは6人だったと言います。
しかし途中で1名はターゲットから外れました。
それはさっき宇津帆と名乗ったあの男でした。
宇津帆に会ったことを話すとヨウコはボスからの指令を忘れないでと警告します。

一方、宇津帆とその仲間の井崎はオクトパスの社員である貝沼の家を訪れました。
井崎は芸能プロダクションと名乗り、宇津帆は興信所だといいます。

同僚のミサキの部屋に監視カメラが仕掛けられていたと話しますが、貝沼は否定します。
カメラを仕掛けるときに映ってしまった貝沼の顔を見せ、示談金を約束させるのでした。

宇津帆は、表向きはNPO団体でしたが、裏では金持ちの親を持つすねかじりの若者から、大金を巻き上げては殺害し失踪したかに見せかけるという悪事をはたらいていたのです。

示談をもちかけられた貝沼は気が狂ったのか、オクトパスに出社すると包丁を取り出しミサキを襲おうとしました。
それにいち早く気付いた佐藤が貝沼を止めましたが、そのまま貝沼は会社を飛び出します。

車で待ち受けていた鈴木が貝沼を拉致し連れ去られてしまいました。
それを佐藤に見られた鈴木は宇津帆に「佐藤を始末する。」と報告します。

佐藤は鈴木の姿を宇津帆の事務所の近くで見つけ、「貝沼君を返してほしい。そっちの事情は聞かない。明日まで待つ。断れば想定外の波風が起こる」と警告しました。

一方、井崎は貝沼から佐藤の居場所を聞き出し、電話で鈴木に伝えると鈴木は拳銃を持って佐藤の隠れ家に向かいます。

するとそこにいたのは食事を作っていたヨウコでした。
そして鈴木と対峙したヨウコは拳銃で脅されるも、一切ひるむことなく「ファブルが6秒で敵を倒すなら私は5秒よ。」と言い、絞め技で相手の意識を奪いました。

しかし倒すまでに8秒かかったことに残念がりました。

しばらくして佐藤がヨウコ宅を訪れました。
そして縛られた鈴木を見ると、鈴木から井崎に電話をかけさせ、改めて貝沼の開放を要求しますが、なんと井崎は自力で逃げ出そうとした貝沼を轢いてしまったと言います。

落胆した佐藤は、とらえていた鈴木を開放します。

そして事務所に戻った鈴木は宇津帆に佐藤アキラの正体は殺し屋ファブルであると報告します。
すると宇津帆は4年前のファブルとの因縁を語り始めました。

4年前ヒナコが乗っていた車の運転席にいた金髪の男は宇津帆の弟だったのです。
その時から宇津帆は弟の復讐を果たすためにファブルを探し続けていました。

話を聞いていたヒナコは宇津帆に「アキラや周りの者に危害を加えないで、アキラは自分に自信をくれる」と伝えると、宇津帆は、ヒナコの両親の首を切って殺したのはファブルであり、アキラはファブルだと告げました。

しばらくして宇津帆から「1時間後に事務所に来い」と電話がかかってきました。
これは罠だと気づいていながらも2人は行くしかありませんでした。

事務所についた佐藤は仕掛けられていた手榴弾に加え、潜んでいた宇津帆の手下達に襲われます。
すると鈴木が車に乗って逃走するのを目撃した佐藤は、鈴木をヨウコに頼みました。

鈴木を見失ってしまったヨウコは山中を進んでいきます。
すると前方に車から降りた鈴木を見つけた瞬間、鈴木はヨウコの車に向かって何かを投げました。
手榴弾だと思ったヨウコは外に飛び出しましたが、何も起きません。

鈴木は投げたのはただの石ころだといい、銃で撃たれ、意識を失ったヨウコは捕まってしまいました。
その頃、宇津帆はヒナコの車椅子を押し、森の中を進んでいました。
その場所は宇津帆一味が手にかけた若者たちが埋まっている場所でした。
そこに鈴木がヨウコを連れて現れ、木にヨウコを縛り付けました。

そして宇津帆はヒナコに銃弾を渡してヨウコを撃つように指示しましたが、ヒナコが撃ったのは宇津帆でした。

ヒナコは「私の両親を殺したのはお前だ。警察は喉を切られたなんて言ってない。それを知ってたのは犯人だからよ」と言いました。

宇津帆は倒れるも防弾チョッキを着ていて無傷でした。
笑いながら開き直る宇津帆に、怒るヒナコは必死で車椅子から立ち上がり宇津帆に歩み寄ろうとしますが、足元に地雷が仕掛けられておりヒナコは踏んでしまいます。

次第に力尽きて倒れそうになるヒナコを、佐藤がやって来て「今度は転ぶ前に間に合った」と言い支えます。そして鈴木にヒナコを助けようと声をかけると鈴木はそれに応じました。

近くにあったショベルカーを動かした鈴木はショベル部分で蓋をする形で爆破を最小限にします。
佐藤は合図と共にヒナコの足を引き抜くと作戦はうまくいきました。

全ての作戦が終了し負けを認めた宇津帆はわざと鈴木に撃たれて絶命しました。

事件が一段落し、アキラはヒナコから手紙をもらいました。

そこには、「半年後には歩けるようになっているだろうから、歩いている私の姿を記憶に残して欲しい」ということが書かれてありました。