石原さとみ 人体Ⅱ遺伝子(2)“DNAスイッチ”が運命を変える!
石原さとみが、NHKスペシャル 「人体Ⅱ遺伝子(2)“DNAスイッチ”が運命を変える」という番組に出演しています。
逃れられない病や優れた才能、
人生はかなりの部分持って生まれた遺伝子で定められている、と思われてきました。
けれど、それはとんでもない思い違い。
最近の研究で、遺伝子には運命を変える力があることがわかってきました。
運命を変える仕組みは、DNAスイッチです。
たとえば病気、DNAスイッチがオフになってしまったことでおこります。
DNAスイッチは人生を変えるということで、精子トレーニングまでやられています。
人間の遺伝子はDNAの2%、体を作るための設計図が記されています。
音楽などの能力のスイッチの数は2万個以上あると考えられ、切り替えることができるということがわかりつつあります。
ガン撃退、記憶力アップなど運命を左右する設計が書き込まれています。
それらが分かってきたのは、双子の研究がきっかけでした。
一卵性双生児の二人は、全く同じDNAなのに運命は大きく変わっていきます。
DNAのスイッチがオフになることがガンの発生につながる可能性が高いことがわかってきました。
ミツバチは同じDNAなのに、ロイヤルゼリーを食べ続けることにより女王バチになります。
DNAメチル化酵素という言葉が話題になります。
がん患者の場合何らかの原因でDNAメチル化酵素が増えるなどしてスイッチがオフになりがんを発症すると考えられています。
DNAメチル化酵素を薬でコントロールしようという試みが行われています。
薬は体内でがんを抑える遺伝子のところに向かいDNAメチル化酵素のはたらきをおさえ、遺伝子が折り畳まれないようにします。
臨床試験ではがんの進行を抑えることに成功しています。
白血病では、すでに日本でもその薬が承認されています。
3000万円以上する新薬のニュースがありました。
世界中で関係する論文の数がうなぎのぼり、多くの研究がなされていることが紹介されます。
昔から、生まれか育ちかと言われていますが、努力が大事というのが真実のようです。
DNAスイッチが自分の子や孫の運命を変えることから、精子トレーニングの研究が行われています。
肥満の遺伝子は孫まで伝わる、そのため、子作り前にダイエットしてメタボを改善するという取り組みです。
そしてDNAスイッチを変えようとしています。
今までの科学の常識では考えられなかったことです。
長い時間をかけて環境に適応する「進化」、短期の環境変化を乗り越える「DNAスイッチ」、その組み合わせで人類は生き延びてきました。
石原さとみは、
「DNAスイッチは、味方な気がする、自分のなかに寄り添ってくれている」
感想を話します。
山中教授は、使い方を間違えないようにしないといけない、と最後に話します。
いまも世界中で多くの研究が繰り広げられています。
人類の希望を導く研究です。
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