多部未華子 舞台 ツインズ ピアノを弾く演技!

2024年2月8日

多部未華子 の話題です。

多部未華子の舞台、ツインズを観てきました。
場所は、渋谷パルコ劇場、
クリスマスツリーが目を引きます。

会場には、花が飾られていました。

さて、照明が消え、舞台が始まりました。
ピアノの旋律とともに、多部未華子が一人で登場します。

ヨレヨレの衣装を着て、
一心不乱にピアノを弾きます。

その後、登場人物が、沈黙のなか現われます。

登場人物は、
ハルキ / 古田新太 … ダイシチの次男。実家に逃げ戻ってきた。
イラ / 多部未華子 … ハルキの長女。
タクト / 葉山奨之 … ダイシチの長女、エリコの息子。
ユキ / 石橋けい … タクトの連れ合い。問題大ありの双子を生む。
トム / 中山祐一朗 … この家族の遠い親戚
ローラ / りょう … トムの連れ合いらしい。
リュウゾウ / 吉田鋼太郎 … ダイシチの長男
といった面々、演出は、長塚圭史です。

なかなか難解な舞台でした。

作品の背景は原発事故後の日本のようです。
なるほどと思わせるセリフがたくさんでてきますが、
一方で、大震災から5年近くが経ち、
緊迫した事態を忘れてしまっていることに気付きます。

さて、
多部未華子演じるイラ、
古田新太演じるイラの父親、ハルキは、
海の近くに建てられた実家にやって来ます。
もう何年も来ていません。

おじいさんのダイシチからメールで、
招待されます。

イラのピアノ演奏の後は、朝食の場面になります。
何を食べるかでもめごとになります。

おじいさんの娘エリコの息子、
タクトは食事が食べられません。
汚染されているのを気にしています。

ローラはおじいさんの世話をしている看護士です。
ローラは、泳ぎ手、この海で?驚くイラです。

そこにハルキが起きてきます。
バッドを持って、いらついています。

ハルキもまた汚染された食事が食べられません。
ハルキはコーヒーを床にぶちまけます。
兄のリュウゾウと言い合いになります。

ハルキは、どうして実家に戻ったか、
娘のイラをオーストラリアに避難させるための費用を
捻出するためでした。

もう、日本で若い女性が暮らすことは難しい、
そんな状況です。

敬老の日が2日後に迫ります、
その日に向けておじいさん
は家族を呼びました。

兄に、金を無心するハルキ、
娘のイラを避難させる話をします。

兄は、
オーストラリアにどれだけの人間が押し寄せていると思っているんだ、
それよりも金持ちに身売りしろ、そんな会話になります。

若い娘を中国やアラブの金持ちが買っていく、
そんな日本、想像ができない社会です。

娘のことをひどく言われたハルキは
兄をバットで殴り怪我を負わせます。

タクトとユキは年の差の夫婦です。
双子の赤ん坊たちと向き合おうとしません。

再びピアノの音色が鳴り響きます。
イラとローラの会話が続きます。

ここの海は青く澄んでいるでしょう?
これは毒、いつでも死ねるように持っているの。

ゴムボートに乗って、魚をとるの、
大きな船はもう無い。

イラは、二人は恋人ですか?
トムとのことを聞きます、

セックスはしていないのよ、
不謹慎でしょう!

セックスのことを話す二人、
つまりあの部分、クリトリス、
快楽以外に機能を持たない、
動物みたいなものに支配されている、
それが嫌なの、
そんなきわどい話になります。

そこにトムが戻ってきます。
何話しているの?

料理の話をしてる、ごまかします。

海から取ってきた海産物、
大きな貝、たこ、
けれどそれは食べられるのかどうか?

そこにハルキがやって来ます。
外には出るなって言っただろう、
イラにきつく言います。

イラは、ハルキのことをバットで殴ります。
そして、包丁でハルキの指を切り落としてしまいます。

ハルキはとうとう海鮮料理を食べてしまいます。
それから、ハルキの性格が変わります
嫌がっていた朝市やお祭りにも喜んで行くようになります。

ローラは、
イラが双子を海に流したことを見ていました。
問い詰めると、
なぜかわからずに腹が立った、そう答えます。

敬老の日になりますが、
おじいさんはその日亡くなってしまいます。

停電の中、みんなでパエリアを食べます。
乾杯の声が響きます。
そして最後まで難解なまま、舞台は終わりとなります。

多部未華子の魅力的な演技は見ごたえがありました。

多部未華子カレンダー2013年版 MIKAKO TABE 2013