長澤まさみ 朗読劇「戦争童画集~75年目のショートストーリー~」!

2024年3月31日

長澤まさみが戦後75年特集「戦争童画集 ~75年目のショートストーリー~」に出演しています。

戦後75年の今年、新型コロナの中で次々と中止に追い込まれる平和教育。
そんな中、戦争の記憶を語り継ぐために一流のクリエーターが結集し、オムニバスでストーリーを紡ぎ出します。

広島原爆投下後の人々、ひめゆり学徒隊など、体験の聞き取りを元に作られた短い3つの話。
短い話ながらどれも重く辛いストーリーです。
戦争を語り継ぐ朗読活動を続けている吉永小百合さんのもとに届いた、先のアジア太平洋戦争を体験した方の手紙を基に作られた3作のオムニバス形式の短編ドラマです。

一つ目のドラマは、巨匠・山田洋次監督がはじめて朗読劇「あの日」に挑戦。
広島に原爆が投下された8月6日、その時を生きた一人の女性の物語を長澤まさみが演じます。

広島の原爆で爆心地近くにあった自宅と家族を亡くした高校生役です。
爆心地からの広島の地図が示され、自宅から3キロも離れたところで働いていました。
家族が心配でどんどん人波に逆らって爆心地に近づいて行く姿が描かれます。

第1幕 廃墟の街
広島の爆心地にたたずみ朗読劇が始まります。
街が燃え、
熱い、こんな時に日陰がない、風がない。
叫びます。

第2幕 変わり果てた隣人
第3幕 父の告白
長澤まさみの迫真の演技に圧倒されます。
女優として感情を絞り出して伝えます。
大変な職業です。

二つ目のドラマは、同じくも広島の原爆をテーマにした、山田洋次脚本・演出の「こんばんわ」です。
被爆した少女を失った物語を加藤健一、蒼井優が演じます。

三つ目のドラマは、沖縄戦のひめゆり学徒隊をテーマにした、劇作家の松居大悟脚本・演出の「よっちゃん」です。
よっちゃんと呼ばれる女子生徒を黒島結菜が演じています。
ひめゆり学徒として戦場に向かった二人の女性の苛酷な戦いと友情の物語です。

さらに、橋本環奈、松下由樹、田中要次が家族を演じるドラマなど、家族全員で見られる平和の物語です。