満島ひかり 舞台 百鬼オペラ「羅生門」!
満島ひかり出演の百鬼オペラ「羅生門」です。
柄本佑、満島ひかり、吉沢亮らが出演しています。
芥川龍之介の「羅生門」「藪の中」「蜘蛛の糸」「鼻」などの代表作と
芥川の人生そのものを絡ませ、
一つの物語にまとめ上げた意欲作ですが、
なんとも難解な内容でした。
「生きるためならば罪を犯してもいいのか」を問うた、芥川龍之介の代表作の一つ「羅生門」を中心に物語が展開される舞台。
失業中の下人が、かつらを作って生き延びるため、女の死体から頭髪を抜いていた赤貧の老婆に遭遇し、“悪に手を染めてでも生き抜く道を選択するまでのわずかな時間”に、彼の脳内で駆け巡った想いをステージ上で描き出します。
芥川の小説「藪の中」「蜘蛛の糸」「鼻」や、芥川自身の人生も絡ませ仕立て上げています。
嵐の中、羅生門にやって来た下人(柄本佑)は、女(満島ひかり)の死体の髪の毛を抜く老婆(銀粉蝶)に遭遇します。
下人は老婆に侮蔑の念を抱き彼女を追い払います。
すると死んだ女が目を開き、下人に対して「変わらないね」と言い放ちます。
だが彼は女のことが思い出せず、女の記憶を捜す旅に出ます。
旅の途中、象のように垂れ下がった鼻に劣等感を抱く内供(田口浩正)とその小姓(小松和重)らと出会う下人。
そんな中、
3人の旅人が殺人事件について語っているところに出くわします。
それは、盗賊の多襄丸(柄本・2役)に捕らえられた武弘(吉沢亮)、真砂(満島・2役)夫婦についての話でした。
武弘が殺害された状況について異なった証言をする旅人たち。
そして下人は自分が何者なのか分からなくなり、悪夢にのみ込まれます。
多くの巡り会いを重ね、もつれ合う無数の運命の糸。
重苦しい感じが続く舞台でしたが、
満島ひかりの妖艶な演技に引き込まれます。
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