今田美桜 ドラマ「花咲舞が黙ってない」第8話「死者からの花束!?恋人の死の謎」!

今田美桜のドラマ「花咲舞が黙ってない」第8話「死者からの花束!?恋人の死の謎」です。

花咲舞と相馬健の次なる臨店先は、業績表彰1位を取り続ける名門店舗京橋支店です。
そこで2人は、表彰に来た紀本平八と昇仙峡玲子と出くわします。

そんな中、彼岸花の鉢植えが届きます。
「紀本支店長、また会う日を楽しみに。川野直秀」と書かれたカードを見た紀本は、花を捨てるよう指示して支店を立ち去ります。

川野直秀は昇仙峡の亡き恋人でした。
京橋支店で働いていた頃に、支店長だった紀本とそりが合わず、心を病んで自殺をしたのではないかと相馬から聞かされた舞は、彼岸花を送ったのは昇仙峡ではと考え、臨店の合間に彼岸花の送り主を調べることにします。

業務に戻った舞と相馬は、京橋支店で事務ミスが頻発している原因を調査します。
融資課長の清田忠は、人員は不足していない、残業もゼロだ、と話しますが、行員たちは疲れた様子で皆、覇気がありません。

聞き取り調査の席で、融資課の河合あやが倒れてしまいます。
病院に付き添った舞は、あやの家族から、京橋支店に異動してからは毎日残業続きで体調を崩したと言われます。

その夜遅く、帰宅途中の相馬は、京橋支店の通用口から行員たちが出てくる姿を目撃します。
人事の勤務データ上でも、超過勤務をしている者は居ない様子でしたが、支店長の中西兼敏が業績トップを維持するため、人件費を削ろうとしているのではないかと疑います。
エリート支店に連綿と続いてきた闇を、臨店コンビが暴き出していきます。

京橋支店の行員達の勤務状況を知るため舞と相馬は、銀行内のシステムへのログインとログアウトの時間を調査します。
その結果、中西支店長がログアウトの記録が残らないようPCを強制終了するよう指示していたことが判明します。
その事実を突きつけると中西は「部下たちが勝手にやっていたことだ」と言い逃れしようとします。
すると行員達は、中西に強制終了を指示された証拠を提示します。
舞の「トップの座を守ることと引き換えに、支店の皆さんからやり甲斐や健康を奪うなんて間違ってます」という言葉で、中西はついに、うなだれます。

臨店を終えると相馬が、調べたいことがあると言い出します。
相馬は調査をする中で、京橋支店の支店長に代々受け継がれてきた「トップになるには手段を選ぶな」という不文律は、紀本が支店長になった時から始まったものだと知ります。
川野が心を病んだ原因が紀本にあるのかを知るために、当時の川野の同僚に話を聞きに行きたいのだと言います。
舞も、彼岸花の送り主がわかるかも知れないと着いていきます。

話を聞いて回りますが、当時の同僚たちは皆、川野の名前が出た途端、気まずそうに口を閉ざします。
しかし退職して園芸店で働く西久保和哉だけは「川野課長は憧れの上司でした」と話をしてくれます。

川野は出世や銀行の利益ではなく、取引先や部下のことを常に気遣う人だったので、業績最優先の紀本にはよく反発していました。
紀本がトップを取るために取引先を犠牲にしていることを指摘すると、紀本は明らかに川野を敵視し始め、川野を信頼していた取引先への悪事の責任を川野に押し付けます。
やがて、その取引先が倒産し、社長が病死してしまいます。
川野は次第に憔悴していきますが、亡くなる直前まで銀行を変えようとしていたと西久保は涙ながらに語ります。

後日、舞は昇仙峡に、「彼岸花を紀本部長に送ったのは昇仙峡さんですよね」と声をかけます。
舞は西久保から、昇仙峡の指示で紀本に彼岸花を送ったこと、そして昇仙峡が一人で大きすぎる敵に挑もうとしているようだと聞いた事を語り、「私にも手伝わせてもらえませんか」と告げます。