土屋太鳳 ドラマ「やんごとなき一族」第1話!

土屋太鳳のドラマ「やんごとなき一族」第1話です。

篠原佐都は、母の良恵と2人で下町の大衆食堂「まんぷく屋」を切り盛りしています。
ある日、佐都はかねてより交際してきた深山健太にプロポーズされ、それを受け入れます。

佐都が健太の実家へ挨拶に行く日、2人を迎えに、1台の高級リムジンが「まんぷく屋」の前に現れます。
なんと健太は、江戸時代から400年以上続く名家で莫大な資産を有する一族・深山家の御曹司だったのです。

健太の出自に驚き、彼の両親に気に入ってもらえるかと不安がる佐都に、健太はこれまで実家と距離をとってきた理由を正直に打ち明けます。
そして、深山家当主である父の圭一が、佐都に会いたがっていることを伝えて安心させます。

しかし、2人が深山家に到着すると、圭一から命令された健太の母・久美によって佐都は門前払いを食らい呆然します。
圭一は、佐都が庶民であるという理由で2人の結婚を受け入れていませんでした。

健太は圭一のやり方を責めるが一蹴されてしまいます。
それなら家を出ると健太は圭一に言い放ち、佐都と会って経緯を説明します。
けれど、家族とやり直したいと健太から聞いていた佐都の思いは複雑でした。

そんな佐都は、圭一に呼び出されます。
もちろん、圭一の目的は佐都に健太を諦めさせるためで、手切れ金も用意。
怒る佐都でしたが、圭一から大事な息子を奪わないでくれと言われ、健太に家族を捨てさせることはできないと別れを決意します。

その夜、健太が佐都のもとに来て、別れの真意を尋ねます。
そして、2人でなければ幸せになれないと告げる健太に佐都も同意して入籍することになります。

久美から入籍の話を聞いた圭一は激怒しますが、あっさりと認めてしまいます。
実は、圭一は長男の明人が頼りにならないため、健太に家を継がせようと考えていました。

そして、佐都との結婚を許したのは、健太を家に戻すためでした。
その後で、佐都と別れさせれば良いと画策します。

けれど、そんな圭一の思惑を明人の妻、美保子が知ってしまいます。

佐都と健太の結婚は、深山家で行われた「桜を愛でる会」で来賓を前に圭一から報告されます。
さらに圭一は離れの屋敷に2人を住まわせると発表します。

今まで明人と住んでいた美保子には青天の霹靂でした。
「桜を愛でる会」が終わると、深山家の兄妹たち大げんかになってしまいます。

帰り道、深山家は金で繋がっているだけの家族だと悲しむ健太は、やはり家を出て2人で暮らそうと佐都に話します。
けれど佐都は、バラバラになっている深山家をつなぐことは健太にしかできないと背中を押します。

こうして2人は深山家で暮らすことになります。
健太は深山グループの専務として圭一のもとで実務を学ぶことになります。

一方、佐都は久美や美保子に案内される深山家の豪華さやしきたりに驚くことばかりです。

そんな時、佐都は久美から静養していた圭一の母、八寿子の快気祝いが行われることを知らされます。
久美は何か粗相があったら追い出されると思えと佐都に念を押します。

快気祝い当日。
健太の兄妹たちだけでなく、来賓たちの目も佐都には冷たく注がれます。

そんな中、佐都は迷子になった子どもを探している来賓客の姿を見かけます。
すでに八寿子も到着して出迎えなければならない中、佐都は子どもを探しに行きます。

その時、庭から悲鳴が上がります。
何事かとみんなが見に行くと、佐都が池に落ちた子どもを助けていました。
ずぶ濡れのまま挨拶する佐都をなじる八寿子です。
すると、あろうことか佐都は口答えしてしまいます。

佐都の失態に客たちが騒ぎ始めると八寿子が制止します。
珍しくそれ以上の苦言を呈することなく屋敷に戻っていきます。

ずぶ濡れの佐都を美保子が着替えに連れて行きます。
失態を謝る佐都に、美保子は矢のような悪態をつき、佐都をサウナ室に閉じ込めてしまいます。

その時、佐都が落としたスマホに実家からの着信があります。
美保子が出ると、良恵が倒れたという緊急連絡でした。
だが、美保子は何食わぬ顔でサウナ室から出て行ってしまいます。
母の危機に佐都はサウナ室の扉を壊して脱出します。

そんな時、圭一は佐都を追い出す新たな手段を考えていました。
深山家の闇に立ち向かう佐都と健太の戦いは、まだ始まったばかりです。