広瀬すず 映画「ゆきてかへらぬ」!

広瀬すずの映画「ゆきてかへらぬ」です。

大正13年、京都。芽の出ない女優・長谷川泰子は、まだ学生だった中原中也と出逢いました。

20歳の泰子と17歳の中也。

どこか虚勢を張るふたりは、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめます。

価値観は違うけれども、相手を尊重できる気っ風のよさが、ふたりには共通していました。

大正14年、東京。

泰子と中也が引っ越した家を、中也の友人である小林秀雄がふいに訪れます。

小林は中也の詩人としての才能を誰よりも知る男でした。

そして、中也も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていました。

男たちの仲睦まじい様子を目の当たりにして、泰子は複雑な気持ちになります。

それは、才気あふれるアーティストたちにどこか置いてけぼりにされたようなさみしさでした。

しかし、泰子と出逢ってしまった小林もまた彼女の魅力に気づいていました。

本物を求める評論家は、新進女優にも本物を見出したのです。

泰子と中也と小林。

複雑でシンプルな危うい関係が始まります。

重ならないベクトル、刹那のすれ違い。

ひとりの女が、ふたりの男に愛されること。

それはアーティストたちの青春でもありました。