桐谷美玲 映画「リベンジガール」総理大臣を目指すラブコメディ!

2019年6月23日

桐谷美玲の映画「リベンジガール」です。

大失恋したヒロインが女性初の内閣総理大臣を目指すラブコメディーです。
東大首席卒業、ミスキャンパス・グランプリにも輝いた超完璧な宝石美輝。
彼女は高校生の妹美咲にひどく心配されるほど、自信過剰のうえ、周囲のことなどお構いなしの性格でした。

そんな宝石美輝の交際相手は、政治家一家の御曹司の斎藤裕雅。
ある日、彼氏の裕雅から電話をもらった美輝は、婚約のプロポーズを告白されると思い、わくわくして出かけます。
けれど、裕雅の狙いは一同に交際中の彼女たちを集めたいと言う身勝手な理由でした。

プライドが高い美輝は、自分が裕雅の女遊びの1人に過ぎないと知ります。
ひどく傷ついた美輝が決めた失恋の“リベンジ”は、「総理大臣になる!」ことで裕雅を見返すことでした。

思い立ったら直ぐに行動に移す美輝は、政治塾を主催している如月凪子のもとを訪れます。
如月は、どんな新人候補も選挙戦で勝たせるという、政治秘書の門脇俊也に美輝を任せることにします。

しかし俊也は、嘘ばかりで自分のことしか考えない政治家に嫌気が差し、ワガママで自分勝手な美輝の面倒など見たくないと、如月の提案を断ります。

如月は、「いつまで逃げているのか」と強引に美輝の秘書をやらせます。

俊也は仕方なく、身勝手な美輝を政治家に育てることを引き受けました。
事あるごとに美輝を厳しく指導する俊也です。

有力政党の公認候補の話が進みます。
そのため、インスタグラムのフォロワー数を増やすように指示されます。
沢山の写真をアップしフォローワー数は増えていきます。

しかし、裕雅に会いに行ったことがネットで拡散されます。
ライバル政党の候補と個人的にあっていることが問題となり、
公認候補の話はなくなります。

それでもへこたれない美輝、
別の弱小政党の公認候補に採用してもらうように売り込みにに行きます。

スポーツ党や右翼政党、手当たり次第に会いに行きます。
面接を受けますが、すべて不採用になってしまいます。

そんななか、俊也のつてで青和党の公認候補に欠員が出たことことがわかります。
そして、美輝は正式に青和党の公認候補になることができます。

俊也は美輝の選挙参謀を務めることになり、選挙戦がスタートします。

青和党の公認候補として宝石美輝の立候補したのは、かつての失恋相手である裕雅が父親の地盤を受け継いだ選挙区でした。

裕雅は地盤、看板、鞄という全てを持った候補で、美輝の苦戦は避けられません。
しかし、持ち前の努力家で才能あふれる美輝は、秘書俊也の厳しい指導をこなしていきます。

初めは選挙ビラを受け取ってくれる有権者も少なく、演説を聞いてくれる支持者の聴衆もいませんでした。
それでも美輝の努力は続き、周囲から声援を受けるようになっていきます。
美輝は、いつしか周りのみんなの幸せのために選挙で戦う自分に気が付き始めます。

そして、美輝は俊也が秘書として傍にいてくれることに、別の感情が芽生え始めます。

そんな矢先、相手候補である裕雅は、メディアを使って美輝のネガティブキャンペーンを次々に打ってきました。

その卑怯極まりない行動に怒って、美輝は相手の選挙事務所に乗り込みます。
美輝の申し立てに裕雅は身の丈を知らないと馬鹿だ、卑劣な言葉を浴びせます。
思わず美輝は裕雅に向かって手をあげてしまいそうになります。
その瞬間、後からやってきた俊也が、美輝の代わりに裕雅を殴ってしまいます。

俊也は暴力の責任をとって、美輝の秘書を辞職します。
如月は、俊也の気持ちが分からない美輝に、
「俊也のためにあなたのできることは選挙に勝つことだけ」と叱咤します。

美輝は、選挙戦に全力を尽くします。

選挙戦最終日。
美輝は選挙カーの上から応援に駆けつけてくれた有権者を前に、最後の挨拶をします。

美輝は正直にすべてのことを話します。
初めは失恋のリベンジで選挙戦に出馬したこと、そして相手候補の裕雅と交際していた事実を丁寧に語り始めます。

最初のうちは有権者の聴衆は、正直な話であっても裏切られたような気持ちから無言になってしまいます。
最後、自分を支えてくれた俊也への思いを話します。

美輝の正直さに心打たれ、聴衆の中から応援の声をあげてくれたのは、初めて支持者になってくれた高齢者ホームのおばあさんでした。
そして応援する子どもたちからも声がかかり、聴衆は拍手を始めます。

美輝は「いるんでしょ!」と選挙カーから駆け下り、俊也を探します。
そして俊也を見つけ出します。

美輝は俊也を前に「私のそばにいつもいなさい!」
彼女を見つめる俊也、「こんな選挙初めてだ」と思わずつぶやきます。

「私を誰だと思ってるの、宝石美輝よ!」
ふたりは唇を重ね合わせます。

そんなふたりを聴衆は驚きとともに歓声をあげて祝福します。

街頭の大きなスクリーンに開票速報が流れると、2万票大差をつけて宝石美輝はトップ当選します。

歓喜に沸く宝石美輝の選挙事務所。
如月が美輝に祝福の握手を求めます。
しかし美輝は総理大臣になる日まで取っておくと、握手を拒みます。

桐谷美玲の魅力が詰まった楽しい映画でした。

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