木村文乃 映画「伊藤くん A to E」女流脚本家を演じる!

2019年8月16日

木村文乃の映画「伊藤くん A to E」です。

かつて恋人だったドラマプロデューサー田村と組んだ連続ドラマ「東京ドールハウス」で一世を風靡した女流脚本家の矢崎莉桜を木村文乃が演じます。

その後、ヒット作を出せずに長いスランプが続いています。
恋人だった田村が結婚することになり、そのショックが影響しているようです。

師匠と慕ってくれる若手脚本家“クズケン”こと久住健太郎にも追い抜かれてしまいました。

そんな彼女、「東京ドールハウス」の栄光にすがり、
今は恋愛指南キャラでエッセイを出版したり、トークショーをしたり、
肝心の脚本家としての仕事からは遠ざかってしまっています。

そんな中、トークショーに来た女性のアンケートに直接莉桜が答えるという企画が持ち上がります。

一般女性のエピソードにドラマのヒントなど期待していなかった莉桜でしたが、意外にもドラマの題材になりそうな4人の女性が現れます。
その四人をA~Dとナンバリングして、直接彼女たちに会って話をすることになります。

話をすると、なんと4人とも“伊藤”という男が絡んでいます。

それがどうやら自分が講師を務めるシナリオ講座の受講生、伊藤ではないか、
驚きの事実がわかってきます。

Aこと島原智美を佐々木希が演じます。
5年にわたって伊藤と友達以上恋人未満の関係が続いています。

智美としては何とかして、関係を一歩深めたいという思いを莉桜にぶつけます。
何とかセックスまで持ち込みたい智美ですが、うまくいきません。

別に好きな子ができたと言われたり、その子のプレゼントを買わせられたり、果ては自己啓発セミナーの参加費用を無心されたりと雑な扱いをされています。

Bこと野瀬修子は学芸員の仕事を探していて、そのつなぎとして塾の講師のアルバイト中です。
仕事への意識が低く、講師の仕事にも身が入りません。

最近、塾長の甥っ子で同僚講師の伊藤からどういうわけか、言い寄られています。
ストーカー寸前の伊藤の行動ですが、伊藤自身には自覚がありません。

修子は現状を打破したいと、ある自己啓発セミナーに参加しようとします。
その会場には伊藤の姿もありました。

CとDは親友同士の相田聡子と神保実希です。
二人はルームシュアをして暮らしています。

聡子は男を切らしたことのないリア充タイプ、ケーキ店で働いています。

実希は、学生時代の伊藤の後輩で、ずっと伊藤のことを慕っていました。
処女であることにコンプレックスを持っています。

そんな中、伊藤と実希が急接近し、ホテルに行くことになります。
身をゆだねる実希ですが、
伊藤はどうしてよいかわからず、二人は結ばれることができません。

それでも、伊藤への想いを募らせる親友の姿を見て、聡子は伊藤を誘惑してしまいます。
ふたりは、ベッドを共にします。
聡子は手練手管で伊藤を満足させます。
伊藤が実は童貞だったこともわかります。

そんな伊藤をめぐって右往左往する姿をドラマの脚本に落とし込んでいく莉桜。
ところが、伊藤自身が同じような企画を田村に持ち込んでいました。

事情を聴いて田村に迫る莉桜。
そんな彼女に、田村は伊藤の企画には5人目の女Eとして莉桜のことが描かれていることを伝えます。

周囲では伊藤の企画を莉桜が盗んだという噂まで出てきます。
すっかり閑古鳥が鳴くシナリオ講座の教室に伊藤がやってきます。

莉桜が伊藤に迫ります。
伊藤は何事も本気にならず、人とも深く関わらなければ傷つくこともない、本心を語ります。

批判され、傷ついても私は書き続ける、莉桜も本音で返します。

莉桜は新しい企画の売り込みを始め、智美は仕事に打ち込み、修子は学芸員の職探しに本腰を入れます。
親友だった聡子と実希は友情を再確認します。
伊藤と関わった女性たちも変わっていきます。

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