深田恭子 映画「陰陽師Ⅱ」!

2019年8月13日

深田恭子の映画「陰陽師Ⅱ」です。

人気狂言師の野村萬斎が陰陽師、安倍晴明役に扮したスペクタクル伝奇ファンタジーの第2弾です。
中井貴一、深田恭子らを共演に迎え、平安京の鬼退治に挑む晴明の活躍を描いています。

魑魅魍魎が跋扈する平安時代。
太陽の光が消えた「日隠れ」という現象が起きて以降、人食い鬼が現れ体の一部を失うという事件が相次いでいました。

右大臣・藤原安麻呂の屋敷で行われた、鬼祓いの祭事に参加した源博雅は、そこで男勝りで有名な安麻呂の娘・日美子に一目惚れします。

後日、新たな犠牲者が出たことを博雅は安倍清明に知らせます。

安麻呂から日隠れがあって以降、日美子が夜な夜なさまよい歩き、日美子自身そのことを覚えてないという話を聞き、清明を彼女に会わせようとやって来ました。

博雅に連れられ安麻呂の屋敷を訪れた清明は、そこで彼女の持つ癒しの力を目の当たりにします。
傷ついた鳥に手をかざすと、たちまち元気を取り戻し飛び立っていきます。

父の安麻呂は、日美子には鬼が憑いているのではと憂いますが、清明は案ずることはないと断言します。

人々の間では幻角という流れの術師が噂になっていました。
どんな病や怪我も不思議な力で治してしまう彼は、貧民を中心に奉られていました。

ある夜、博雅は琵琶を奏でる若者・須佐と出会います。

一方清明は、宮廷に収められていた神剣・天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)に異変が生じたと帝に申し出ますが、その場では何も起きず鬼退治を優先するよう命じられます。
天叢雲剣を詳しく調べるなかで、清明は安麻呂から日美子は実の娘ではなく、剣を手に入れる為に大和朝廷が滅ぼした出雲族の生き残りだと打ち明けられます。

清明に対抗すべく平為成らに雇われた幻角ですが、彼こそ生き残った出雲族の長であり、封じられた荒ぶる神・スサノオノミコトを現世に解き放ち、大和の国への復讐をもくろんでいました。

死んだ日美子の母・月黄泉の霊から幻角の目的と、須佐や日美子の関係を知ります。

スサノオに息子の須佐を捧げその力を宿らせますが、それには須佐の姉――日美子を食らわねばなりません。

スサノオの力に支配された須佐を連れて、都を蹂躙する幻角です。
清明は、一足遅れて隠れ里にやって来た博雅に、スサノオを鎮められる神・アマテラスを天岩戸から呼び寄せる為神々の世界へ渡ると提案します。

神話で天岩戸を開ける為に舞い踊ったアメノウズメに扮し、博雅の笛に合わせて巫女姿で舞を披露する清明です。
天岩戸を開くことに成功しますが、それに気付いた幻角はスサノオを連れて現れ、天叢雲剣で清明は斬りつけられます。

岩戸から姿を見せたアマテラス――日美子が攻撃を止めます。
スサノオの力から解放された須佐は意識を取り戻し、二人はそのまま現世を去っていきます。

復讐が失敗に終わった幻角は、目を覚まさない清明に息を吹き返させるとそのままどこかへ消えてしまいます。
目を覚ました清明に博雅は喜び、屋敷で飲み交わします。
同じ頃、一人静かに息を引き取る幻角の姿がありました。

陰陽師ⅱ(予告編)