長澤まさみ 映画「The Crossing-ザ・クロッシング-PartⅠ」3組の男女の出会いと別れ!

2024年2月16日

長澤まさみ出演の映画「The Crossing-ザ・クロッシング-PartⅠ」です。

チャン・ツィイー、金城武、長澤まさみ、ソン・ヘギョ、等々、アジア各国を代表する人気スターがずらりと集結。ジョン・ウー監督が2部作で放つ、壮大な歴史ロマンです。

クロッシングパート1(前編)では、中国の内戦を舞台に3組の男女の出会いと別れを描き、パート2(後編)では、台湾に向かう大型客船が貨物船と衝突し、事故を機会に乗り合わせた3組の男女の運命が交差(クロッシング)していく様を描きます。

映画は日中戦争末期の戦場から始まります。

戦場には将校レイ・イーファン、従軍しているトン・ターチン、台湾人だが日本人として働く医師ザークンがいました。
トンはレイの部下、ザークンは日本軍にも関わらずレイの足を治療したりと、3人の男のクロスする瞬間が描かれます。
そして、長く激しい戦闘は、中国の勝利で終わります。

1945年、中国・上海。
戦争が終わり、束の間の平和が訪れます。
戦争の英雄となった国民軍の将校レイは、上海の舞踏会で銀行頭取の令嬢チョウ・ユンフェンと運命的な出会いをして結婚します。

ところが国民党と共産党の内戦は激化、レイは、子どもができたユンフェンを残したまま、戦場へと出て行くことになります。

ユンフェンは、戦争が激化した中国から台湾に逃れます。

ユンフェンが移り住んだ台湾の新居の日本家屋で、彼女は台湾人医師ザークンの署名入りの絵を見つけます。

絵を動かすと、額の裏からノートが落ち「雅子」と書かれた日記を発見します。
ユンフェンは、雅子が誰なのかわからないまま大事に保管していました。

一方、出征後消息不明になった恋人を探すため、ユイ・チュンも、上海に従軍看護婦としてやってきていました。
苦難の中、恋人の消息を探そうとしますが手がかりがつかめません。

そして、ついには戦争の激化で食べることさえ困難になってきます。
そこで、偶然出会ったトンと夫婦のふりをしてうまく配給を得ようとします。

文盲で独り身のユイは、その日暮らしで体を売りながら恋人を探していました。
そんなユイにトンは一目惚れしますが、自分の気持ちを隠し通して過ごしていました。

戦前、台湾で暮らしていたザークンは、学校で雅子と知り合います。
雅子を長澤まさみが演じています。

淡い恋心は実り、やがて二人は将来を約束する仲になります。
ところが、医師となったザークンは内戦に参加することになります。

生きて戻ってきてほしいと祈り続ける雅子の写真を胸に、戦場へ向かったザークンを待ち受けていたのは、同じ民族同士が血で血を洗う悲惨な戦場でした。