石原さとみ アフリカへの旅“いのち”に魅せられた9日間!

2019年8月13日

石原さとみの話題です。

石原さとみ アフリカへの旅“いのち”に魅せられた9日間!という番組が
放送になりました。

夏に放送になった
石原さとみ ニッポンの肖像 アフリカで見せる素顔!
の続編です。
再編集され、新たな映像が放送されました。

石原さとみ主演ドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」の撮影現場が映ります。
潤子さん入りますの掛声、忙しいドラマ撮影の様子です。
そこにNHKの取材のカメラが入ります。

この世界に入って13年、初めての月9の主演です。
なにやら複雑な心境、
常にプレッシャーのかかる毎日、
そんななか、忘れられないのが夏のアフリカの思い出、
たくさんの出会いがありました。

アフリカの撮影での3000枚の写真、
とても転機になる年だったと語ります。
アフリカへの旅は、私にとって宝物、
映画「風に立つライオン」の撮影から半年振りのアフリカ行きでした。

映画の撮影で協力してもらった
日本人医師のところに行きたい、
そこで現実の世界を見てみたい、
そういう思いがあったそうです。

ウガンダに入ります。
9日間をかけて回ります。
休む時間もほとんどない旅です。

日本人医師の働く病院に到着、
人口80万人、病院はここにしかありません。
最初の夜、
日本人スタッフによる歓迎会がありました。
内戦後、28人の医師と9人の看護師が
日本からウガンダにやってきたそうです。

志願して日本からウガンダに来た人たちと交流します。
私は、看護師の仕事が好き、
何度も役をやっています。
そうあいさつします。
そして看護スタッフのサポート
を体験することになります。

石原さとみは傷の手当を手伝います。
ハードな仕事です。
現地の事情にあわせて、
日本人の気遣いで仕事を進めることが
大事なのを実感します。

現地のベテランの看護師を訪れます。
内戦中、病院を守った話に感動します。
内戦が終わって本来の姿を取り戻しつつある病院ですが、
病院再建に取り組むスタッフたちの努力を知ります。

多くの命が誕生します。
赤ん坊を抱く石原さとみ、命の尊さを実感します。

病院を離れる前日の夜、送別会が開かれます。
石原さとみは、
ダンスで日本語を教えます。
こんにちは、愛してる、頑張って、ありがとう!
みんなで踊ります。

もう一箇所、訪れたい場所がありました。
少年兵の社会復帰を支援している施設です。
なぜ子供が銃をとらないといけないのか?
頭を離れなかったそうです。

10万人が命を落とした内戦、
子供を誘拐し少年兵として使ったそうです。

10年前から少年兵の社会復帰を応援している
日本人ボランティアのもとを訪ね、
元少年兵の話を聞きます。

銃で人を殺したことがある、
そんな戦争の悲惨さを聞かされます。
子供が逃げないように
監視する仕事もやらされていたそうです。

そして元少女兵と話をします。
男性兵士の慰安もやらされ、
子供を産んだそうです。

密林の中で出産、食料は村に行って略奪しろ、
耳を覆いたくなる悲惨な過去です。

言葉にならない石原さとみ、慰めようがありません、
同年代の女性の話です。

あまりの悲惨な現実に打ちのめされ、
呆然とする様子が映ります。
もう、キャパオーバー
自分がなんで泣いているのかも
わからないようです。

片足を失った元少年兵の
これ以上戦争を生み出さないでほしい、
というメッセージが流れます。

太陽の子という本、
知らなくてはならないことを
知らないですごしてしまうような
勇気のない人間にはなりたくない、
知らなくていい
そんな薄情な人間にはなりたくない、
石原さとみが自問します。

施設を去る日、
社会復帰を目指す人たちに自分の体験を語ってほしい、
そう言われてスピーチします。

5年前、母親ががんになり、懸命に看病し助かったこと、
その病気のおかげで
命の大切さ、自分と向き合うことの大切さを知ったこと、
切々と話します。
最後に、ウガンダの言葉でメッセージを伝えます。

一生懸命な石原さとみの様子です。
元少女兵を誘い、輪になって踊ります。

アフリカの旅から半年後、
元少女兵のビデオメッセージが送られます。

お腹の中にいた子供が産まれ、
その子にさとみという名前をつけたということを聞きます。
本当にうれしい、元気が出る、だけど泣けてくる。

人の心のつながりの大切さを知り、
女優としてのあらたな思いを深くします。

いつかまた訪れて語り合いたい、
そんなナレーションで番組は終わります。

with 2017年5月号