吉高由里子 ドラマ「光る君へ」第19話「放たれた矢」!

吉高由里子のドラマ「光る君へ」第19話「放たれた矢」です。

道長が右大臣に任命され公卿の頂点に立ちます。
これを境に先を越された伊周との軋れきが高まっていきます。

まひろは、ききょうのはからいで内裏の登華殿を訪ねることになります。
定子との初対面に緊張する中、一条天皇も現れます。

まひろは弟の惟規が借りてきた「新楽府」の写本に励んでいました。
そして次第に政のあるべき形に興味を持つようになります。

その頃、内裏では、民からの税免除の申し入れを受け入れるか否かについて、意見が分かれていました。
「民に施しはいらない」と主張する伊周に対し、道長は「民を救うのは政の使命だ」と言い返します。

この日はみんなの意見を一条天皇に伝えるということで散会になりましたが、納得のいかない伊周は、道長に掴みかかろうとします。
しかし道長に素早くかわされ、みんなの前で無様に倒れ込んでしまいます。
その日以来、伊周は内裏に姿を見せなくなります。

藤原実資は権中納言に、源俊賢は参議に、藤原行成は蔵人頭となります。
俊賢は伊周と隆家を訪ね、参内しない2人を一条天皇が案じていることや、2人のいない陣定などあってはならないことを伝え、参内を促しました。
伊周達は俊賢の話に聞き入りますが、実は俊賢の言動は道長の命によるものでした。

ある日、ききょうがまひろのもとへ訪れ、道長の活躍ぶりを教えてくれます。
まひろは「租税の免税は施しに過ぎない。宋の科挙のように身分の差を乗り越えられる制度が望ましい」と語りました。

まひろの考えに驚いたききょうですが、「私は中宮様の側にいられれば幸せです」と答えます。
まひろは、ききょうがそこまで魅せられている定子に会ってみたいと伝えると、ききょうは大いに喜びます。

一方、道長のもとへは官職を求める文が届いています。
その中にはまひろの父・為時の文もありました。
道長は為時を「従五位下」に推挙します。
これを知った為時は、まひろと道長に深いつながりがあるのだと察しました。

この頃、藤原伊周は藤原斉信の妹、藤原光子に熱を上げ、たびたび屋敷へ忍び込みます。
しかしある日、藤原伊周が屋敷へ訪れると立派な牛車が停まっていました。

そこで、相手の男をこらしめようと藤原伊周と藤原隆家は、男が出てくると同時に矢を放ちます。
なんと、矢を射られたのは、花山院でした。

こうして長徳の変が始まります。