今田美桜 ドラマ「花咲舞が黙ってない」第2話「銀行の裏切り!?情報漏洩の真相」!

今田美桜のドラマ「花咲舞が黙ってない」第2話「銀行の裏切り!?情報漏洩の真相」です。

臨店班の花咲舞と相馬健のもとへ、シニア管理職研修(通称:たそがれ研修)を終えた芝崎太一が、愚痴をこぼしにやってきました。
たそがれ研修とは、これまで銀行に身を捧げてきた中年行員たちに、「これからの人生は自分で切り開いていかねばならない」とハシゴを外すような話をする非情な研修で、昨年は参加者の畑仲康晴が逆上して大暴れをしたのだと聞き、舞は少し気の毒になります。

そんな中、赤坂支店で情報漏洩に関するトラブルが起きたので様子を見てきて欲しいと臨店の指示が飛びます。
早速出向いた舞と相馬が支店長に話を聞くと、取引先である白石珈琲の社長が、出店計画の情報漏洩を疑い、社員たちの口座に、情報の見返りに謝礼金が振り込まれていないかを調べて欲しい、とお客様センターに相談してきたのだといいます。

白石珈琲側の話を聞くため、舞と相馬は社長である白石吾郎のもとを訪れます。
白石珈琲は、独自のマーケティング力を武器に店舗を増やしてきたコーヒーチェーンです。
けれど、ここ数年、出店を計画していた場所に、ライバルであるオマールカフェが先に出店するケースが相次いでいました。

このまま計画通りの出店ができず、赤字が続けば、夫婦で始めた1号店を手放さなければならなくななります。
だから泣き寝入りするわけにはいかないのだと、白石社長は切実に訴えます。

何とか白石珈琲の力になりたいと調査を始めた舞と相馬の元へ、白石珈琲の融資担当者である八代がやってきます。
八代の話を聞くうちに、情報漏洩の犯人は白石珈琲の社員ではない可能性が高いことが判明します。

赤坂支店の行員の口座を調べますが、不審な金の動きはありませんでした。
そこで舞と相馬は、オマールカフェと取引のある、新宿支店でクレジットファイルを見せてもらいます。
資料から新規出店を多数控えていると知った2人は、出店予定地を訪れ、地元の不動産屋から、この土地は別の外食チェーンが交渉していたのをオマールカフェが横取りしたという情報を掴みます。

横取りされたのは白石珈琲ではなく、品川支店の取引先であるキングボトルでした。
3つのコーヒーチェーンはそれぞれ東京第一銀行の別々の支店の取引先です。
この3社のクレジットファイルを全て見ることが出来る人間が疑われます。

赤坂支店に戻った2人は八代に、支店以外の人間にクレジットファイルを見せたか?と尋ねます。
そして、検査部の畑仲が3社のクレジットファイルを見ていたことを突き止めます。
早速、舞は畑仲を問い詰めますが、証拠も動機もないと開き直られてしまいます。

確かに、銀行での立場を失うリスクを冒してまで情報漏洩を行う動機が見えず、調査は行き詰まります。

数日後、畑仲は支店を避けて、本部の融資部で白石珈琲の最新の出店計画を手に入れていました。
コピーを取って自席に戻ると、そこには融資部からの連絡を受けた舞と相馬の姿がありました。

相馬が、「オマールカフェに役員待遇で再就職が決まったらしいですね?」と新宿支店にいる同期から得た情報を突きつけると、逃げ場を失った畑仲は「銀行のためにがむしゃらに働いて結果も出してきたのに、出世も出来ず、挙げ句“たそがれ研修”に呼ばれて、ハシゴを外された。オレは銀行に裏切られたんだ」と逆上します。

そんな畑仲に舞は「裏切ったのは畑仲さんです」「畑仲さんがやったことは、今この銀行で働いている全ての行員を侮辱する裏切り行為です」と、お言葉を返します。

後日、白石珈琲に融資が下りて、1号店を手放さずに済むことになり、事件は一件落着します。

安堵しながら本部に戻った舞は、憧れの昇仙峡玲子と出くわします。
舞は「チャンスを掴んで銀行の古臭いところを変えたいです」と張り切りますが、昇仙峡からは「あなた一人がどんなに頑張っても、この銀行は変わらない」と突き放されてしまいます。