今田美桜 ドラマ「花咲舞が黙ってない」第3話「汚された夢!?銀行の真実を暴け」!

今田美桜のドラマ「花咲舞が黙ってない」第3話「汚された夢!?銀行の真実を暴け」です。

花咲舞と相馬健の次なる臨店先は、昇仙峡玲子の上司である紀本平八経営企画部長や小倉哲業務統括部長など歴代の部長や役員を輩出する名門店舗、銀座支店です。

近々2億円の新規融資を控える重要な取引先で田沼英司が社長を務めるアクアソートから依頼された振り込みが、融資担当・坂野元のミスにより期日通りに行えないというトラブルが発生します。
舞と相馬は坂野と共に、入金が遅れた振込先に謝罪に向かいます。
到着した先は、シンバシサービスという営業コンサルタント会社です。

しかし社内は、オレオレ詐欺のアジトのような雰囲気で、奥には見るからに反社会的勢力風の男がどっかりと腰を下ろしています。
その様子から舞は、アクアソートは詐欺に加担しているのではないかと疑い、アクアソートの通帳を確認します。
入金専用カードを使った不審な入金が多発していることに気づき、アクアソートの事務所へと向かいます。

舞たちを出迎えたのは、常務の土屋友康です。
社長の田沼とは大学の研究室にいた頃からの付き合いで、一緒に画期的な浄水技術を開発し、世の中に広めるために会社を立ち上げたのだといいます。

田沼と土屋が互いを尊敬し合いながら、被災地や途上国の支援などもしていると知った舞は、クリーンな社風と2人の理想に感銘を受けます。

しかし同時に、シンバシサービスのような会社と繋がりがあることを、ますます不審に思います。
思い切って土屋に尋ねると、歩合で営業を委託している会社だと言いますが、それ以上の話は聞き出せません。
翌日、舞と相馬は田沼の研究所を訪れ、話を聞くことにします。

数ある営業コンサルタント会社から何故、シンバシサービスを選んだのかと尋ねると、田沼は「知り合いの紹介です」とだけ答えて表情を曇らせます。
その態度から、相馬は、田沼社長は詐欺に加担している、あるいは利用されているのではないかと確信します。

舞たちの話を聞いていた食堂の店主・福森治子は、オレオレ詐欺に遭った時、田沼に助けられたと語り、「田沼君が詐欺に関わるなんて絶対にありえませんよ」と訴えます。
舞は、詐欺に利用されているのではと考え、詳しく調べてみることにします。

本部に戻った相馬は、シンバシサービスの株主が裏社会の有名人・佐藤完爾であることを突き止めます。
一方の舞は、アクアソートがこの一年間でシンバシサービスに支払った営業報酬と、入金専用カードでアクアソートの口座に現金入金された額がほぼ同じであることを突き止めます。
もしそれがシンバシサービスからの入金ならば、反社のお金がクリーンな会社の口座を経由して、再び反社の口座に振り込まれていることになります。
決定的な証拠を得るため、舞たちはATMの防犯カメラ映像を調べます。

翌日、2億円の融資契約のため銀座支店を訪れた田沼と土屋の前に、舞と相馬が登場します。
舞は、集めた証拠を突きつけ「マネーロンダリングに協力しているのではありませんか?」「定食屋の治子さんのように傷つく人を、たくさん作ってしまう行為に、加担していることになるんですよ」と問い詰めます。
土屋が真実を語り出します。
4年前、会社が経営危機に陥り、銀行からも融資を断られて困り果てていた時に、佐藤に3千万円で会社の株の半数を売り渡して以来、佐藤には逆らえなくなったのだと言います。

話を聞いて銀座支店長は、反社とつながっている事実を聞いて大激怒します。
すると田沼は「うちに佐藤を紹介したのは前の支店長、小倉だ」「小倉は返せなくなった佐藤への借金の代わりに、倒産寸前だったウチを差し出したのだ」と反論します。
「小倉のせいでオレたちの手は汚れたままだ」と苦しそうに語る田沼を見た舞は、本部に戻って小倉を問い詰めます。

しかし小倉は事実無根だとしらを切り、「報告書を書いても徹底的に握り潰す。下手なことをしたらこの銀行にいられなくなるぞ」と開き直ります。
舞は怯まず、報告書をまとめると告げて立ち去ります。

出くわした昇仙峡玲子から「報告書は書かないで」「銀行には銀行のルールがあります」と言い放たれてしまいます。