有村架純 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」!
有村架純出演の映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」です。
有村架純が凛とした美しいヒロインを演じています。
動乱の幕末。
緋村剣心は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍していました。
ある夜、いつものように暗殺の仕事を引き受けた剣心ですが、斬っても斬っても立ち向かってくる男がいました。
その男・清里明良は、「俺には大事な人がいるから死ぬわけにいかない」と言って、絶命前の最期の一太刀で剣心の左頬に一本の傷をつけます。
その頃、小さな旅館・小萩屋を桂たちは隠れ家とし、剣心もこの宿の奥の一室をアジトとしていました。
桂と剣心の出会いは1年前でした。
高杉晋作がつくった奇兵隊に剣心が入隊します。
桂は剣心の非凡な才能に気付きます。
人並はずれた剣の腕前を持つ剣心を暗殺者に任命します。
以来、剣心は良き時代を作るために人を斬り続けることになります。
ある日、剣心は小萩屋の吞み処で男にからまれる若い女を助けました。
そして店を出た所で何者かに襲われますが、返り討ちにします。
人斬りの様子を助けた女に見られてしまいます。
雨の中、血しぶきをあびて呆然と立つその女は気を失ってしまいます。
剣心は、その女・雪代巴を傍に置くことにします。
帰るところもないと言う巴は次の日から、宿の仕事を手伝います。
冷たい表情で剣心に接する巴ですが、やがて剣心の人斬りをいさめます。
「俺が斬るのは、刀を持った武士だけで、市井の人は斬ったりしない」という剣心に、
巴は「では私が刀を持ったら、斬るのですか?」と尋ねます。
巴はさらに祇園祭でにぎわう京の町に剣心を連れ出し、「平和のための戦いなど本当にあるのでしょうか」と問います。
剣心は「祇園祭の稚児は、一番先頭にたって真っ先に結界を斬る。時代を進めるためには、このように、誰かが先頭に立って太刀を振らねばならない」と答えます。
部屋の片隅でうたたねをしていた剣心に、巴は上着をかけようとします。
人の気配に剣心は飛び起き、刀を巴につきつけます。
驚く巴に、やっと相手が誰かがわかり、謝る剣心です。
そして、「どんなことがあっても、あなただけは絶対に斬りはしない」と伝えます。
その頃、長州藩の謀反をかぎつけた新選組が、藩士が集まる旅籠の池田屋を襲撃します。
桂の身を案じて剣心は池田屋に向かいますが、途中で新選組の沖田と遭遇し、斬り合いが始まります。
新選組の中で沖田は最も優れた剣士です。
ほとんど互角の戦いの中、せき込んで血を吐いた沖田を見て、剣心は刀をしまいます。
そこへ駈けつけた新選組隊士の斎藤と顔を合わせますが、桂が無事に逃げたということを知り、剣心はその場を去りました。
その後、長州藩は続く禁門の変でも敗れてしまいます。
桂は身を隠して時を待つことを決め、剣心にも巴を連れて京の町はずれの農村に潜むように指示します。
巴に心を寄せる剣心は、「共にいよう」と巴に声をかけ、農村の小屋に出向きます。
剣心と巴は畑仕事に精を出し、穏やかな日々を過ごします。
剣心はこの毎日の中で、幸せとは何かを知ることができます。
よく笑うようになった剣心に巴も心を動かされていきます。
そんな時、巴の弟と名乗る縁がやって来ますが、外出から帰ってきた剣心を凄い目でにらんで走り去ります。
その夜、巴は剣心に初めて自分の生い立ちを話し、婚約者が祝言前に京都の動乱に巻き込まれて命を落としたことを話します。
翌朝、剣心が眠っているうちに、巴は小刀を手にして突然姿を消します。
剣心のところに、長州藩の連絡係の飯塚やって来て、巴は内通者だと知らせます。
その証拠とされる巴の日記を剣心は読みます。
その頃、巴は剣心の命を狙う幕府直属の隠密組織「闇之武」の首領・辰巳の元にいました。
巴はここの組織の手の者です。
縁まで手下にしたのかと問いただす巴に、辰巳はそっけなく「お前の恨みを早くはらせ」と言います。
巴の婚約者とは、剣心の頬に傷をつけたあの若者でした。
巴は剣心の弱みを探るために近づきましたが、剣心のことを知り、心が動かされていきます。
辰巳は、巴に頼らず、自分の手の者をすでに剣心に差し向けていました。
巴を探して山道を歩く剣心に刺客が襲い掛かかります。
白雪の降り積もる山中で、検心は必死に戦います。
剣心に斬られた刺客たちは、自爆装置を使って自滅の道を選びます。
至近距離の爆発は剣心の聴覚や視覚を奪います。
耳もよく聞こえず、眼もあまり見えなくなった剣心に、アジトから出て来た辰巳が襲います。
これが最後と辰巳が剣を振り上げたとき、辰巳の後を這うように追いかけて来た巴が、辰巳の前に飛び出してその剣をつかみます。
そこへ、眼が見えなくなっていた剣心が渾身の一太刀を斬り下ろします。
辰巳もろとも、巴は斬られて血しぶきをあげて倒れ込みます。
次第に視力を取り戻した剣心は、呆然として倒れている巴を抱え起こします。
瀕死の巴は小刀を剣心の左頬にあてて2本目の傷をつくり、絶命します。
「剣心は多くの人の命を奪ったけれど、新時代にはそれ以上の人を幸せにできる人」
巴が日記に書き残していた剣心への想いを綴った言葉を胸に、新時代のために戦い抜くことを誓いました。
1868年。
鳥羽伏見の戦いで幕府軍は敗れ、明治政府が誕生します。
この戦いに参戦していた緋村剣心は姿を消しました。
剣心が再び‟るろうに”と名乗って現れるのは、10年後です。
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