長澤まさみ 映画「The Crossing-ザ・クロッシング-PartⅡ」3組の男女の運命が交差!

2024年2月16日

長澤まさみ出演の映画「The Crossing-ザ・クロッシング-PartⅡ」です。

チャン・ツィイー、金城武、長澤まさみ、ソン・ヘギョ、等々、アジア各国を代表する人気スターがずらりと集結。ジョン・ウー監督が2部作で放つ、壮大な歴史ロマンの後編です。

1947年、上海は混乱の極みを迎えていました。
中国本土では、共産党が国民党を駆逐し、敗れた国民党員は上海から台湾に逃れようとします。

この先どうなるかわからない中国国土を不安視した人びとも、台湾行きの太平輪号に乗ろうと港に殺到していました。
なんとか切符を手に入れようと、当てもなく港を訪れる人が大勢いました。

台湾では、夫を待つ、ユンフェンが暮らしていました。
ある日庭で蛇に噛まれたユンフェンはすぐに診療所へ向かいます。

そこには、戦場から戻ってきていたザークンがいました。
あの絵の署名と同一人物と気づいたユンファンは、ザークンに雅子の日記を渡します。

その日記には、ザークンへの愛のこもった雅子の言葉が綴られていました。

自宅に戻ったユンフェンに、夫の消息を知らせる手紙がきていました。
第2次世界大戦の英雄は、中共戦争で戦死していました。

悲嘆にくれるユンフェンですが、お腹の子供のために強く生きようと決心します。

一方、ザークンは、日本に戻った雅子に、手紙を出し続けていました。
ところが返事が全くこず、失意の日々を送っていたのです。

実は、日本人を毛嫌いしていた母が、雅子からの手紙をザークンに渡すことなく、燃やしていたのです。
妹の気配りによって、雅子の手紙の残骸を手に入れることができたザークンは、いまも続く雅子の愛に気づくことができました。

雅子に会いにいきたいザークンですが、内戦が激化するなか、なかなか日本には渡れません。
そして、上海にいる弟を連れ戻すため、上海に一時行くことになりました。

帰りの船は、予定していた太平輪号に乗りました。
ところが、上海に想いのある弟は乗り込まず、一人だけの乗船となります。

同じ船には、まだ恋人見つけらないユイ・チェンが、苦労して切符を入手して乗船していました。
大量の資材と、大幅に制限人数を超える1000人近い乗客を乗せた太平輪号は、台湾に向けて出発しました。

束の間の休みに浮かれる船員たち、祝宴が催され、乗客たちも乗船できた安堵でホッとしています。

甲板には、傷ついたトン・ターチンがいました。
ターチンは、戦場で再びレイ・イーファンと行動を共にしており、妻:ユンファン宛のノートを預かっていたのです。

ところが船は、暗闇の中、船に激突、沈没し始めます。
船内は大パニック、次々と海に投げ出される人びとたち。

医師であるザークンは、必死に人々の救助に当たっていました。
混乱の中、ユイとトンはふたたび出会います。

偽りの夫婦でしたが、お互いを思いやる気持ちに触れ合えた二人は、ザークンとともに助かろうと奮闘します。

何よりトンの胸にあるノートは、とにかくユンフェンに届けなくては、との思いがありました。

結局、ザークンは、雅子のことを思いながら死を迎え、トンとユイは台湾にたどりつき、ノートをユンフェンに渡すことができました。

太平輪号の沈没から助かった人は、わずか40人余りでした。

ユンフェンは女児を出産、生まれた子は、雅子のピアノを今日も演奏するのでした。

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