北川景子 連続ドラマＷ 湊かなえ「落日」第１話！
北川景子 のドラマ 湊かなえ「落日」第１話です。
有名脚本家・大畠凜子のもとで働く甲斐真尋は、脚本家として独立することを望みながらも、採用されない日々が何年も続いていました。
そんなある日、真尋のもとに「次作の脚本を頼みたい」と映画監督の香から連絡が入ります。
香は過去に一度だけ採用された真尋の脚本のドラマを見て、真尋が自分と同じ笹塚町の出身だと気づいたといいます。
香自身も笹塚町の出身で、真尋の姉・千穂とは同じ幼稚園に通った同級生でした。
香は15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”を映画にしたいと話し、事件の背景を取材してほしいと真尋に頼みます。
引きこもりの男性・立石力輝斗が妹の沙良と両親を殺害し、死刑判決を受けた事件です。
犯行の動機は毎日楽しく生きている妹への嫉妬と憎悪で、力輝斗は現在も拘置所で刑の執行を待っている状態でした。
だが真尋は、「今さら映画にする意味がわからない」と、にべもなく断ってしまいます。
真尋は母親の三回忌で実家に帰り、従兄弟の神池正隆から、同級生の橘イツカを紹介されます。
彼女は殺された立石沙良の本性を知っていました。
イツカは中学時代、沙良に騙されて大怪我を負ったことを話し、「映画にするなら沙良の本当の姿を暴いて」と訴えます。
真尋は沙良が嘘つきで、優秀な人間を引きずり下ろすことに快感を得る“サイコパス”だったのではないかと香に話します。
そしてこの映画の脚本を書かせてほしいと頼み込みます。
真尋の話を聞いた香は、自分が知っていた沙良とは全く違うことに驚き、ショックを受けます。
香は幼い頃、教育熱心な母・真理から虐待を受けていました。
寒い冬の夜にベランダに放り出されたとき、隣家に住んでいた沙良もまたベランダに放置され、幼い２人はベランダの防火壁越しに互いの存在を確認しては励まし合って耐えていました。
だが、その子は沙良でなく力輝斗だったのではないかと思うようになります。
香は15年前に力輝斗の精神鑑定を行った明神谷教授を疑い、当時彼の部下だった葛城淳和を訪ねます。
その頃、真尋は笹塚町を訪れ、甲斐家の墓前に手を合わせていました。
真尋の姉・千穂は16歳で亡くなっていました。
