石原さとみ 映画「ミッシング」!
石原さとみの映画「ミッシング」です。
静岡県沼津の森下沙織里と豊は3ヶ月前に失踪した6歳の娘・美羽の捜索活動を続けています。
地方テレビ局のディレクター砂田は情報番組で長期にわたり継続取材していますが、マンネリ化して視聴率が落ちてきたので上司から沙織里の弟・圭吾への取材を命じられます。
圭吾は事件発生直後の報道が原因でSNSで犯人扱いされていましたが、今回の取材でも挙動不審なところがみられました。
砂田はあくまで裏が取れた事実だけの報道に徹しようと努めますが、テレビ局上層部の圧力もあり、疑惑を煽るようなVTRに編集担当が仕上げてしまいます。
それで圭吾の仕事やプライベートに支障が出ます。
番組放送の甲斐もなく有力な情報は集まりませんでしたが、沙織里に1件の情報が届きます。
沙織里は、直接会って話したいと言われて蒲郡まで行きますが、イタズラの情報でした。
ただでさえ沙織里は自身が娘を弟に預けて男性アイドルグループのライブに行っていたことや、失踪当日は豊ひとりに探させてしまったことに強い罪悪感を覚えていました。
そして、ネットでの誹謗中傷やタチの悪いイタズラに精神をどんどん病んでいきます。
砂田の後輩ディレクターが市長のスキャンダルをスクープして局内で表彰されます。
近いうちにキー局への転職も内定しているようです。
自分はこのままでよいのか砂田は悩みます。
6ヶ月が経ち、砂田は取材で、圭吾が実際は失踪当日に違法カジノに行っていた証言を得ます。
警察も隠していた情報だったので砂田は放送することを反対しますが、テレビ局の上司と局長は放送するように圧力をかけます。
沙織里に警察から美羽を発見したという電話がかかります。
沙織里と豊は警察署に急行し、偶然にも二人を取材中だった砂田も後を追います。
電話は虚偽だったと知って沙織里は取り乱して大声で泣き叫び、失禁してしまいます。
砂田は撮影を即座に中断します。
同行した局のカメラマンになぜ撮るのを止めたのかと責められますが、担当の刑事からは事実でも他人は面白がるんだから報道するなと戒められます。
ちなみに違法カジノは元締めを検挙するために泳がせているのだと釘を刺されます。
砂田の反対も虚しく、圭吾が違法カジノに行ったことは放送されてしまいます。
沙織里がアイドルのライブに行っただけでなく、圭吾もカジノを優先したことが知れ、姉妹そろってネットで叩かれます。
放送を観て事実を知った沙織里は圭吾と絶縁します。
圭吾は会社を退職させられて、地元から離れます。
豊は悪質な一部のネットユーザーに対して裁判を起こします。
2年経って取材はなくななりましたが、沙織里と豊の地道な捜索活動は続いていました。
そんな折に沼津駅近くで女児失踪事件が起きます。
沙織里は、捜索に協力します。
メディアが沙織里を無視しても、地域住民は沙織里に協力します。
沙織里の勘は外れて、女児は普通に被害者母の交際相手の自宅で見つかります。
女児が発見されて心から喜ぶ沙織里です。
遠方で暮らしていた圭吾は美羽らしき女児を連れていた怪しい男を見つけますが、逆に近隣住民から変質者扱いされて病院送りになります。
この事件を契機に沙織里は警察から圭吾がかつて変質者から暴行を受けていたことを知ります。
二人で帰路につく車内で、圭吾は初めて沙織里に謝罪します。
それからも沙織里と豊は、駅でビラを配り続けていました。
そしてある親子に声をかけられます。
それは、沙織里が捜索に協力した失踪事件の被害者でした。
母親は、あのときの感謝を伝え、なんでもやりますと話します。
沙織里は感謝をし、豊が泣き崩れます。
沙織里はミカン農家のパートに加えて、小学校の学童擁護員のパートも始めます。
ふと見かけた女児に美羽の面影を見て沙織里は思わず美羽のモノマネをします。
そして、映画は終わりをむかえます。
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