堀北真希 映画「白夜行」はかない美しさ!
堀北真希の話題です。
堀北真希主演映画「白夜行」です。
昭和55年、ある廃ビルで、質屋の店主が殺される事件が発生します。
決定的な証拠が不十分のまま、警察の捜査は打ち切られます。
担当刑事の笹垣は、ガス中毒死をとげた容疑者、西本文代の10歳の娘である雪穂の妙に大人びた態度と、被害者の息子でどこか暗い目をした10歳の少年・亮司の姿が脳裏に焼き付き割り切れなさを覚えます。
それから歳月は流れ、大人に成長した雪穂と亮司の周囲で、再び不可解な事件が続発するようになります。
埼玉県のある廃ビルの密室で、質屋の店主・桐原洋介が刺殺死体で発見されます。
警察は夫・洋介と不仲であった妻・弥生子と、弥生子の年下の愛人で質屋の従業員の松浦勇の共犯を疑いますが、10歳の弥生子の息子・亮司が弥生子のアリバイを証言します。
同じ頃、洋介にも愛人がいたという疑いが出てきました。
洋介は質屋の客であった西本文代宅を、足しげく訪問していたことが判明します。
刑事・笹垣が西本文代の家に行くと、幼い少女があらわれます。
10歳の少女・雪穂はしっかりしていました。
また文代には若い恋人・寺崎忠夫がいました。
寺崎を捕まえると、供述が二転三転します。
事件は徐々に「西本文代と恋人・寺崎忠夫の共犯説」に傾き始めます。
寺崎が居眠り運転で交通事故を起こし、
洋介のライターがジャケットから見つかりました。
文代も自宅でガス中毒で死亡し、凶器のハサミが見つかりました。
事件から71日後、警察は被疑者死亡のまま立件され事件は解決します。
しかし担当した笹垣は、腑に落ちないものを感じていました。
密室だった廃ビルのどこから犯人は脱出したのかという疑問が残っていたからです。
雪穂は遠縁の親戚・唐沢礼子の養女となり、唐沢雪穂と名を変えました。
法華女子学園高等学校というお嬢様学校に進学します。
同級生・江利子がいじめられているのを見て、雪穂は近づきます。
雪穂の義理の母・礼子は茶道の先生をしており、江利子はそこに通っていました。
江利子は雪穂と親しくなります。
雪穂が養女だということを噂する数少ない女子生徒は、江利子をいじめていた藤村郁子でした。
ある夜、雪穂と江利子は同じ高校の制服を路上に見つけ、さらに縛られている半裸の郁子を発見します。
レイプされたのは一目瞭然です。
雪穂は郁子の家に行き、「私たちが喋らなければ大丈夫!」と慰めます。
雪穂は江利子に、生徒会長に立候補することを伝えます。
事件後、母・弥生子と距離を置くようになった亮司は、高校になると家を出ます。
弥生子は愛人・松浦とも別れて、夜の店を経営します。
亮司は高校に通いながら、いっぽうで年上の女性の性の相手をすることで金を得ていました。
ある時、年上の薬剤師・栗原典子と知り合った亮司は、同棲を始めます。
大学生になった雪穂は美しく成長し、親友・江利子と社交ダンス部に入ります。
そこで雪穂と江利子は、大手製薬会社・篠塚製薬の御曹司・篠塚一成と知り合いました。
篠塚家は政財界の重鎮・三枝と付き合いがあります。
意外にも篠塚は、江利子を見染めました。
「プリティ・ウーマンって映画知ってる?」と言いながら、篠塚は江利子の髪型や服装を変えさせます。
江利子と一緒にいる雪穂に、松浦が声をかけてきました。
江利子と別れた雪穂は、松浦に金の無心をされます。
江利子宅を宅配便が訪問し、江利子は強姦されてしまいます。
雪穂は江利子の代理で篠塚に会いに行き、江利子からの別れの言葉を伝えます。
篠塚を慰める雪穂、二人は肉体関係を持ちます。
松浦は定食屋で亮司と再会しますが、その後、何者かに殺されてしまいます。
笹垣はその頃、弥生子の店に飾られた亮司の切り絵を見て、事件当時に同い年だった被害者の息子・亮司と、加害者の娘・雪穂に接点があったのではないかと思い至ります。
亮司は同棲相手の典子に「犯罪小説を書くから」と言って、青酸カリを薬局から調達してほしいと頼みます。
喫茶店にいた笹垣に、手配犯・松浦の白骨死体が見つかったという知らせが入りました。
電話を置いて戻った笹垣は、自分のコーヒーカップが誰かに触られたと知り、鑑識に回します。
コーヒーから青酸カリが検出されました。
典子は同棲相手の亮司を愛しながらも、亮司にはほかに誰かかけがえのない相手がいると、うすうす感づきます。
刑事のコーヒーから青酸カリが検出されたニュースを見た典子は、戸棚の青酸カリをワインに混ぜて服毒自殺をはかります。
雪穂は篠塚に妊娠を告げ、2人は結婚します。
篠塚家に嫁いだ雪穂は、重鎮・三枝にも気に入られ、三枝の友人を次々に紹介してもらいます。
そして、雪穂はブティックを出店することになります。
雪穂の夫・一成は、雪穂のせいでひきこもりになっていました。
雪穂を嫌う妹・美佳が離婚をすすめます。
後日、美佳は離れでヴァイオリンの稽古をしている最中に、何者かにレイプされました。
発見した雪穂は美佳を病院に連れて行き、傷心の美佳を慰めます。
笹垣は退職した後も事件を追います。
弥生子の店に行き、弥生子から、とんでもない事実を聞かされます。
「うちの人は大人の女は駄目なの」と弥生子は言います。
セックスが下手だと弥生子がなじって以来、洋介は大人の女性に恐怖心を持つようになっていました。
西本文代ではなく、娘の雪穂に会いに行っていたという結論に思い至ります。
笹垣は、雪穂の夫、篠塚一成を訪問します。
一成は雪穂を恐れていました。
結婚した後に雇った今枝探偵は、雪穂の周辺でレイプ事件が続発していることを調べますが、青酸カリで殺されていました。
以来「次は自分の番かも」と恐れた一成は、家から出られなくなっていました。
雪穂は小学校に入ってすぐ、母・文代から客を取らされていました。
文代の恋人だと目された寺崎忠夫、質屋の主人・洋介は雪穂に性的虐待をしていました。
何人もの客を取らされる雪穂は、となり町の児童館だけが救いでした。
そこだけは、自分が子どもに戻れる場所だったからです。
そこで雪穂は同い年の亮司と出会い、仲良くなります。
切り絵、アマチュア無線、鏡の光でモールス信号、いろんな遊びを2人はしました。
ある日、待ち切れずに雪穂を児童館に迎えにきた洋介を見て、亮司は後をつけます。
亮司は父・洋介と雪穂の関係を知りませんでした。
洋介は待ち切れずに雪穂を廃ビルに連れ込み、性的な行為に及びます。
ダクトを使って中に忍び込んだ亮司は、父・洋介が雪穂を弄ぶ様子の一部始終を目撃します。
亮司は、咄嗟に父・洋介を切り絵のハサミで刺すと、雪穂を廃ビルの外に逃がします。
亮司はそれからも、父・洋介の贖罪のために雪穂に尽くしていました。
亮司は自ら陰の道を選び、小学卒業を機に「会わずに」やりとりをしていました。
言い出したのは亮司です。
雪穂の周辺で起きたレイプ事件や殺人事件は、すべて亮司の手でなされていました。
オープンを翌日に控えた雪穂のブティック店『R&Y(亮司&雪穂)』に、一成が笹垣を案内します。
店を出た笹垣は「亮司は必ず常に雪穂を見守っている筈だ」と思い、ブティックがみおろせるビルの屋上に行きました。
そこで、向かいのビルに亮司の姿を見つけます。
亮司は最後まで雪穂をかばい、笹垣の目の前で投身自殺をします。
最後に小さく「雪穂」と呟いて、亮司は路上で息絶えます。
ブティックに戻る雪穂は、うっすら笑いを浮かべ、三枝の腕を取ってブティックの中へ入ります。
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