長澤まさみ 映画 僕たちの交換日記

2024年2月12日

長澤まさみの映画 「僕たちの交換日記」です。

漫才コンビとして成功を目指す物語です。
監督はあのウッチャンですから、業界の話もリアリティーがあります。

登場するのは、高校の同級生だった甲本(小出恵介)と田中(伊藤淳史)のふたり、房総スイマーズというコンビを結成して漫才の世界をめざします。

長澤まさみは甲本の彼女の役で登場します。
他に、木村文乃、川口春奈と素敵な女優陣が登場します。

久美(長澤まさみ)は完全にヒモ状態の甲本を支えます。
家賃が払えなくなった甲本を自分の部屋に住まわせてあげます。

鳴かず飛ばずのお笑いコンビ、前説や場末の仕事ばかり、年収はなんと90万円、悲惨な下積み生活です。

久美は昼は薬局務め、夜はキャバクラ嬢で働きます。
そして1日1000円の小遣いを毎日あげます。

キャバクラ嬢姿がちらっとでてきますが美しいです。

ある日、甲本が熱を出して倒れます。
看病してあげる久美ですが、短パン姿でおかゆを食べさせてあげます。
熱があるのに強引にキスをせまる甲本を嫌がるシーンがセクシーでした。

現状を変えようと、甲本が田中に“交換日記”を始める提案をします。
最初拒否していた田中ですが、次第にお互いのことを真剣に考えるようになります。

漫才グランプリに出場し勝ち進むふたりですが、
大事なところ甲本がセリフをとばすミスをします。

ここで甲本と田中の実力の差があきらかになります。
ネタはすべて田中が書きます。
事務所からも甲本と田中の解散が強く勧められます。
厳しい世界です。

甲本は田中の才能を生かすため、
子供ができた久美との生活を考え、みずから解散を提案します。

そして漫才の世界から足をあらい、居酒屋で働くようになります。

田中は、別のメンバとコンビを再結成します。
才能のあふれた新コンビは瞬く間にブレイクしていきます。
人生とはわからないものです。

十数年後、売れっ子になった田中に、甲本の娘(川口春奈)が交換日記を手に会いに行きます。
そこで、どうして甲本が解散を提案したかを話します。
そして、甲本ががんで余命が短いことも告げます。

勝手に解散していなくなった甲本に、最初は腹を立てる田中です。
交換日記も捨ててしまいます。
けれど、後悔してごみのなかから交換日記を探し出します。

やがて、田中は甲本の病院に見舞いにいきます。
海辺に建つホスピスで、二人は十数年ぶりの再開をします。
違った人生を歩んできたふたり、わかりあえた瞬間です。

長澤まさみは落ち着いたお母さん役で登場しますが、
平凡だけれど幸せだった、
そう語っているような優しいほほえみを返します。

そして癒された気持ちでエンディングを迎えます。

ボクたちの交換日記 [Blu-ray]