長澤まさみ 映画 「世界の中心で、愛をさけぶ」!

2024年4月13日

長澤まさみの映画「世界の中心で、愛をさけぶ」です。

2004年、長澤まさみが17歳の時の映画です。
この年には、ゴジラなどにも出演していますが、本作で一気にブレイクしました。

朔太郎と亜紀、ふたりは、高校の同級生、長澤まさみが亜紀を演じます。

朔太郎は亜紀の行きたがっていた
オーストラリアに亜紀を
連れて行こうとしますが、
台風の影響で飛行機は欠航となります。

そして、
空港で待ち続けるふたり。
「わたしにはこの次は無い」
か細い声で話す亜紀を
抱きかかえる朔太郎の姿が涙を誘いました。

映画は、
成人した朔太郎の婚約者・律子のシーンから始まります。

台風が接近した引越準備のある日、
律子は朔太郎の荷物の中からカセットテープを見つけます。
そこには亜紀の衰弱した声が録音されていました。

「わたしもうすぐ死ぬと思う!」
その、17年前のカセットテープを持って
律子はいなくなります。

律子の行き先が自分の故郷である
四国だと朔太郎は気付きます。

朔太郎は、律子を追って四国へと向います。

1986年。
高校生だった朔太郎は、
亜紀という同級生に恋をしていました。

当時の女性の校長先生・國村晴子が他界し、
先生の葬儀が開かれます。

亜紀が弔辞を読みます。

朔太郎と親しい近所の写真屋店主・重じいは、
晴子校長が初恋の相手で、その死を悼みます。

陸上をする亜紀、活発な美少女ぶりが映ります。
勉強ができて、スポーツ万能、
朔太郎にはあこがれの存在です。

朔太郎はこっそりバイク通学していました。
それを知った亜紀は、
バイクの後ろに乗せてくれと朔太郎に言います。

それをきっかけに、
朔太郎と亜紀は仲良くなります。

幸福な時間が流れます。

深夜のラジオ放送、
ハガキを多く読まれるとウオークマンがもらえる。
どちらが先にもらえるか、亜紀と朔太郎は競争します。

亜紀と朔太郎は、
重じいに亡くなった校長先生との初恋について
聞きに行きます。

重じいは話してあげるかわりに、
校長先生の遺骨を墓から持ってくるように言います。

ふたりは夜中に墓地に忍び込みます。

四国の実家に戻った朔太郎、
亜紀からのカセットテープを探し出します。

朔太郎の投稿がラジオで読まれます。

ぼくの彼女が白血病で長い髪の毛が抜けてしまった、
そんな内容です。

自慢げにラジオで読まれたことを亜紀に話す朔太郎。
けれど、それを聞いて悲しそうな亜紀です。

亜紀が朔太郎にカセットテープを渡します。
それは、声の交換日記。

朔太郎も亜紀にテープを返します。

亜紀は朔太郎に語り掛けます。
どうしてわたしが怒っていたか、
あんなひどいうそをついて、
病気のひとのことを考えたことがあるの?

きちんと告白していないことに気づいた朔太郎は、
あらためて声の交換日記で、
「付き合ってください」とお願いします。

亜紀はOKします。
うれしくてたまらない朔太郎です。

テープを聞くふたり、
お互いの自己紹介から始まり、
初々しいふたりの心情が流れます。

夏休みの思い出つくり、
友達の協力で、船で夢島に向かいます。
ふたりきりで無人島で過ごすことになります。

まぶしいばかりの水着姿が映ります。

廃墟で一夜をともにするふたり、語り合います。

キスしようとした朔太郎に亜紀は、
キスは夢を語りながらするものよ!

わたしのあきは白亜紀のあき、
恐竜やシダ植物のように元気が出るように
ということで名付けられた、
そんなたわいもないことをうれしそうに話します。

幸せの中、島で亜紀が倒れます。
亜紀の親が迎えにきます。
そして、亜紀は次の日から入院することになります。

朔太郎にピアノを弾いてあげる亜紀、
「好きよ、サク!」

わたしの病名は白血病。
病気のことを告白します。
朔太郎は衝撃を受けます。

亜紀の容態はどんどん悪くなります。
髪の毛が抜けだします。

病室を訪ねる朔太郎。
夢島で拾ったカメラの写真、
オーストラリアのウルルという場所が映っていました。


オーストラリアの原住民から世界の中心と呼ばれる場所です。

亜紀は、行ってみたいな!
行こうよ。朔太郎が応えます。

このままじゃオーストラリアに行けない、
パスポートが無い!

写真を撮りに行かない?
そして、重じいの写真館に行きます。

記念にウェディングドレスの写真を撮ってもらいます。
美しい花嫁姿です。

朔太郎とふたりでの思い出の写真です。

病院に帰ると、
同じ病気の男の子が亡くなっていました。

亜紀は、死ぬのが怖い、
朔太郎にすがり、取り乱します。

けれど亜紀の病状は日増しに悪化、
無菌室で髪の毛をそり落とした亜紀が映ります。

結婚しよう、
結婚届を持って亜紀の病室を訪ねる朔太郎、
無菌室のシート越しにキスをするふたりです。

朔太郎はオーストラリア行きを急ぎます。

約束の場所に今日連れて行く、
亜紀を真夜中に迎えに行きます。

本当に迎えにきてくれたのね。
当たり前だろう!

台風が近づくなか、
ふたりはタクシーで空港に向かいます。

空港で出発を待ちますが、
台風で欠航となってしまいます。

わたしがいなくなっても、
サクの世界はあり続ける。

しかっりしろ!
励ます朔太郎ですが、

亜紀は、
行けないの?
わたしにはこの次は無い、
わたしはまだ生きてるよ。

気を失い倒れこむ亜紀、
助けてください!
朔太郎の叫び声が響き渡ります。

そして最後を迎える亜紀。
どうしてかな、眠れないの、
明日が来るのが怖くて眠れないの、
わたし、すぐ死ぬと思う。

あなたが大人になって、
未来を生き続けることを想像しながら今夜は眠ります。

テープに声を吹き込みます。
亜紀の最後のカセットテープを届けようとした律子は、
途中、交通事故に会います。

律子は、
亜紀さんの最後のテープを渡せなかった。
彼女が死んだことも知らなかった。

今になって忘れていたそのテープがでてきた。
テープを亜紀姉ちゃんが
愛したひとに渡したくここまでやってきた。

サクちゃんごめんね!
こんなに時間がかかって。

亜紀はきみのことを恨んではいないよ。
律子に感謝する朔太郎。

あの日、亜紀は空港までしか来ることができなかった。

最後に、オーストラリアのウルルに向かう
朔太郎と律子が映ります。

到着したふたりは、
世界の中心で、亜紀の遺骨を撒きます。