榮倉奈々 映画 娚(おとこ)の一生 足キスの映像が話題に!
榮倉奈々の話題です。
映画「娚の一生」です。
あまり期待せずに見ましたが、
ほんのりとくる面白さです。
なんといっても、榮倉奈々の魅力的な映像、ひたむきな様子がぐっと来るものがあります。
榮倉奈々は堂薗つぐみを演じます。
祖母が入院し、実家に帰っています。
祖母は染物の仕事をしています。
幼い頃の祖母との思い出が映ります。
ある日電話が鳴り、祖母の死を知らされます。
葬儀が終わり、ひとりに家に残るつぐみです。
ひとりになったつぐみが、水で体を清める様子が映ります。
裸の背中、ハッとする美しさです。
つぐみの前に、
祖母から家の鍵を預かっていたという
大学教授・海江田醇(豊川悦司)が現れます。
初めての出会いの場面です。
海江田と祖母との関係を聞きます。
祖母が大学で染色を教えていたときに、
学生だったのが海江田です。
それ以来、二人の関係は続き、
実家の離れの鍵を預けられている仲です。
すっかり住み着いてしまった海江田、
はじめは、海江田のことを嫌がっていたつぐみですが、
その人柄に、だんだんに影響を受けていきます。
海江田は祖母との関係もあり、ずっと独身を通していました。
おとといの晩の水浴の様子を見られていたことも
聞かされます。
裸を見られてしまった、
複雑な心境のつぐみです。
海江田とつぐみとの食事の場面、
あまりに機嫌の悪いつぐみに、海江田は
「僕とためしに恋愛してみなさい」
海江田も、つぐみのことを好きになります。
動揺するつぐみです。
そんなとき、東京から友人が遊びに来ます。
つぐみは東京で、辛い目にあっていました。
妻子ある男性とのかなわない恋です。
友人とふたりで温泉に入るシーンです。
つぐみはまだ、不倫の後遺症に悩んでいます。
実家に帰ってきたのもそのためです。
鏡を見るつぐみ、
あまりに構わなさ過ぎる自分の姿に呆然とします。
ネックレスを飾り、髪を梳かします。
気持ちに変化がでてきました。
祖母がやっていた染物をやる決心をします。
海江田が大学から戻ってきます。
つぐみは、となりの家から帰る途中ネックレスを落としたことに気がつきます。
心配する海江田に、
「自分で買った負け犬ジュエリー、もういいんです」
なげやりに答えます。
海江田はつぐみを叱ります。
「何が負け犬だ!
君は自分を大事にしなさすぎる」
そんなことを言ってくれる人はいままでいませんでした。
海江田は雨の中、そのネックレスを探しにいきます。
そしてびしょ濡れになって帰ってきます。
つぐみを抱いて無理やり探し出したネックレスをかけてあげます。
「きれいやで!」
海江田は言葉をかけます。
祖母とつきあっていたひととなんて無理、
拒絶するつぐみですが、心が動きます。
夏祭り、浴衣姿のつぐみ、
「どうして私なんかと」
「過去には戻れないのに、どうして目の前の僕を見ないんだ」
ふたりは語り合います。
けれど、つぐみにとって過去は辛く、涙が止まりません。
祖母の法事に参加した海江田は、みなに挨拶し、
「つぐみと結婚したい」と話します。
どうして結婚したいのか?
聞かれた海江田は、
「いい女だからです」ストレートに答えます。
つぐみは、びっくりして倒れこんでしまいます。
翌朝、「私は結婚しません、」
そう海江田に告げます。
海江田あての手紙、
つぐみは奥さんからの手紙と勘違いして、
海江田をけとばします。
誤解とわかりますが、嫉妬している自分に驚きます。
ある日、子供がひとり家にいます。
遠縁の子供ですが、
その子の母親が困って置いていったらしいことがわかります。
つぐみと海江田は子供を預かることになります。
つぐみはその子をかわいがります。
何日か経って、母親が迎えにきます。
海江田は子供にはがきの束を渡し、連絡するように伝えます。
子供を見送るつぐみです。
やさしい心のつぐみに海江田も引かれていきます。
ふたりが結ばれるシーンです。
海江田の部屋で、自然と抱きあいます。
有名な足キスのシーンです。
感じているつぐみの表情が色っぽく映ります。
ベットに横たわるつぐみです。
海江田の育ての親が亡くなり、ふたりは京都に行くことになります。
海江田の実家、もう30年も来ていない家です。
孤児だった海江田の過去を聞きます。
和服で京都の嵯峨野を散策、しっとりとした美しさです。
わかりあい、夫婦になる気持ちを固めたつぐみ、
海江田の背中に手をあて歩きます。
ある日、東京から不倫相手の男がつぐみのもとを訪ねてきます。
向井理が演じています。
離婚が成立した、いっしょになろう、という申し出です。
それは、かつて、つぐみが心から望んだことでした。
海江田はその男を殴り倒します。
力づくでもつぐみを自分のものにする、強い意志です。
そしてつぐみを苦しめた相手への怒りから手が出てしまいます。
つぐみは怪我をした不倫相手を病院に運びます。
そして、結婚の申し出は受け入れられないことを伝えます。
海江田とのことだけでなく、不倫相手の家族のことも考え、
自分だけが幸せになることはできない、冷静になったつぐみです。
家に帰ると海江田がいません。
もう帰ってこないのでは、心配になるつぐみです。
夜になり嵐が来ます。
隣の家が浸水しそうになり、海江田が戻り助けてれます。
晴れ渡る天気のなか、男の子からはがきが来ます。
そこには大きな丸が書かれていました。
幸せに暮らしている子供の様子を知り喜ぶ二人です。
最後に、海江田の背中を抱くつぐみが映ります。
海江田とともに歩いていく決心をしたつぐみです。
自分の気持ちに正直に生きる、そんな大事なことに気付かされます。
榮倉奈々の魅力がたっぷり詰まった映画でした。
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