有村架純 映画「ナラタージュ」!

有村架純の映画「ナラタージュ」です。

映画業界で働く工藤泉は夜遅くまで残業の日々です。
外はいつしか大雨になっていました。
出先からずぶ濡れで帰ってきた後輩社員の宮沢にタオルを渡す泉のシーンから映画は始まります。

泉は外の雨を見ながら、もう動かない懐中時計を取り出します。

それは、かつて心から愛した高校時代の教師、演劇部顧問の葉山貴司から贈られたものでした。

泉は自分の居場所を見つけられず、苦悩の高校生活を過ごしていました。
高校三年生のある日、偶然すれ違った教師の葉山から演劇部に誘われます。

泉はやっと居場所を見つけます。
そして、葉山の存在が泉の中でどんどん大きくなっていきます。

葉山は実は既婚者だったということがわかります。
妻は心を病み、葉山は別居して教師を続けていました。

葉山もまた泉の純粋さに惹かれていきます。
卒業の日、互いへの想いから二人は唇を重ねます。

泉は、大学に入学し2年目を向かえますが、泉の心の中には葉山が居続けています。
ある日、泉のもとに葉山から連絡が入ります。

演劇部の卒業公演を手伝ってほしいという依頼です。
泉と同級生だった山田志緒と黒川博文、黒川の友人で演劇経験のある小野玲二が加わって卒業公演を作り上げます。

再会を果たした二人、演劇の練習を重ねるうちにかつての想いがよみがえります。
一方でOB組と小野は4人で過ごす時間が増え仲が深まっていきます。
小野は泉に惹かれていきます。

ある雨の夜、葉山から電話がかかります。
駆け付けた泉は、深酒をして動けなくなっていた葉山を見つけます。
妻は心を病み、別々に暮らしていること、籍を抜かずに妻の帰りを待っていることを葉山から聞きます。
心揺れる泉です。

本公演が終わりました。
小野は泉を自分の実家に誘います。
バイクの二人乗りで遠い実家まで向かいます。

小野の実家で心和む泉。
そんな泉に小野は想いを告げます。
葉山の存在を忘れるために泉は小野の想いを受けいれます。

二人は同棲生活を始めます。
最初は順調に見えた泉と小野ですが、葉山の存在をひきずる泉に小野は嫉妬を覚えるようになっていきます。
それでも泉は葉山の存在を自分の中から少しでも消し去って小野に接しようとします。

小野との道を歩もうとしていた中で、突然の悲しい知らせが届きます。
悩みを抱えた女子演劇部員が自殺してしまいます。
救急搬送先で泉は葉山と出会います。

教え子の自殺騒動で動揺している葉山を見て泉は心が揺れます。
泉は、一度は小野と共にその場を去りますが葉山への想いを忘れられず、小野に詫びながら別れを告げ葉山のもとへ走ります。

病院の前で悲しみにくれる葉山の前に駆けつける泉、二人は強く抱きしめ合います。

葉山は転勤して妻のもとに向かう決断をします。
泉はそれを受け入れたうえで改めて葉山への愛を告げます。
葉山も泉を愛していると答えます。

お互いの愛を確かめ合った二人は結ばれます。
最後に葉山は泉にあの懐中時計を贈ります。

そして二人は別れ、せつない恋は終わりをむかえます。

冒頭のシーンに戻り、映画はエンディングとなります。
外の強い雨はいつしかやみ、夜が明け始めます。

blt graph. vol.17 (TOKYO NEWS MOOK 610号)