石原さとみ 映画「そして、バトンは渡された」!

2024年3月10日

石原さとみが映画「そして、バトンは渡された」に出演しています。

泣き虫のみぃたんの実の母親は物心ついた時にはいませんでした。
実の父親と2人で暮らしていましたが、ある日、父は梨花と再婚します。

梨花は若くて美人で欲しいものを手に入れるなら手段を選ばない女でした。
石原さとみが演じています。
梨花はみぃたんに可愛い洋服を選んでくれたり、何よりたくさんの愛情を注いでくれたので、みぃたんはとても喜んでいました。

高校3年生になった優子は、血の繋がらない父親の森宮と暮らしています。
優子には父親が3人、母親が2人いて、苗字は4回変わっていました。
優子は誰にでも明るく振る舞う性格で、気に入らない女子たちからは嫌味を言われることもありました。

梨花は、笑顔でいると幸せは3倍増しでやってくる、とよくみぃたんに言っていました。
ある日、父親は会社をやめてブラジルに行くことを梨花とみぃたんに話します。
しかし、梨花は反対し、みぃたんも日本に残ることになりました。
父親についていく道もありましたが、みぃたんは梨花と日本で暮らすことに決めます。
みぃたんは苗字を田中に変え、再出発することになりました。

優子は合唱コンクールでピアノを演奏することになります。
全クラスのピアノ奏者が音楽室に集まって1人ずつ演奏しますが、優子は緊張で演奏を続けられませんでした。

しかし、優子の次の番だった早瀬は素晴らしい演奏を披露し、彼の演奏に優子は引き込まれたました
ある日、優子が早瀬にピアノの演奏が良かったことを伝えると、彼も優子の演奏は柔らかくて好きだと言います。

ある日、森宮の元に一人の女性が尋ねてきました。梨花でした。
2人は優子と3人で食事の約束をしますが、その夜レストランに梨花が現れることはありませんでした。

みぃたんは、周りの友達がピアノを習っていたため、自分もピアノを習いたいと梨花に言います。
その願いを叶えるため、梨花はピアノがいっぱい弾ける場所へ引っ越そうと突然言い出します。

梨花についていくとそこは大きなピアノがある広い家でした。
そこで紹介されたのは泉ヶ原でした。
泉ヶ原は梨花の次の夫、つまりみぃたんの2番目の父親となります。
ピアノが弾きけて満足していたみぃたんでしたが、梨花は退屈してしまっていました。

そうしているうちに、梨花は同窓会で再会した男と付き合い始めます。
梨花は泉ヶ原と離婚し、再婚することになります。
この再婚相手が森宮でした。
森宮はみぃたんのことを優子ちゃんと呼びます。
みぃたんは、幼い頃の優子でした。

しかし、梨花はしばらくして姿を消してしまいます。
森宮は優子の父親として1人で育てることを決め、優子の苗字は森宮となります。

合唱コンクールが終わり、優子は受験に挑みます。
密かに早瀬に恋心を抱いていた優子でしたが、早瀬には恋人がいると分かります。
優子は調理師になるため短大へ、早瀬は音大へと進みます。

短大卒業後、優子は早瀬と再会します。
早瀬は優子の気持ちに気がつき、2人は付き合うことになります。
そして結婚に向け関係が深まりますが、森宮は反対します。
大学をやめ、優子と店を開こうとしている今の早瀬は、音楽家でもシェフでもないふらふらとした状態だったからです。

優子は他の親たちにも相談することにしました。
泉ヶ原も実の父親の水戸も素直に2人を祝福してくれます。
ただ、優子はピアノをやっぱりやるべきだと早瀬に伝え、早瀬はピアノを続けます。
そして、2人は晴れて結婚することになります。

ある手紙が優子の元に届きます。
それは昔、家を出ていった梨花からのものでした。
梨花は姿を消した経緯などを書いていました。
梨花は重い病になり元気な姿で優子と共にいられなくなったので、寂しくないように森宮に優子を託しました。
そして、自分の病を知らせたくなくて自ら身を隠しました。
梨花なりの優子への愛でした。

結婚式当日、優子の3人の父が参列していました。
その時、かつて卒業式で弾いた「旅立ちの日に」を泣きながら弾いた優子の姿を森宮は思い出していました。

実は車椅子に乗った余命短い梨花がこっそり優子を見にきていました。
その後、梨花は亡くなります。
そして、3人の父親から早瀬へ確かにバトンは繋がれます。