新垣結衣 生命大躍進 最終回 知性誕生の謎!

2019年8月13日

新垣結衣の話題です。

新垣結衣がナビゲータを務めるNHKスペシャル『生命大躍進』3話が放送されました。
最終回になります。

40億年進化の旅、“知性”誕生の謎、がテーマです。
番組は、考える恐竜の話からスタートします。
新しい脳を持った人間の祖先の大躍進、どのようにして新しい脳を手に入れたのか?

人間だけがどうして高い知性を持っているのか?
絶滅したネアンデルタール人のDNA調査、命の物語がスタートします。

冒頭、新垣結衣扮する姉妹が登場です。
妹は、生き物は好きだけれど科学は苦手、
姉は、生物学を学び、芸術家に進んでいます。

ふたりは人間だけが持つ知性の不思議を語ります。
大きな脳をもつ人間、どのケーキを選ぼうか、
そんなことを考える人間たち。

考える恐竜の話です。
トロオドンという名前の恐竜です。
体は小さいが、恐竜のなかの霊長類、巨大な脳を持ちます。
罠を仕掛けたり、ひょっとしたら道具を使う?
そんな恐竜がいました。

ところが、ある日、巨大な隕石が地球に激突し、恐竜は絶滅します。
もし絶滅しなければ、恐竜人間が誕生していたかもしれない、
そんな想像の話がでます。

人間の高い知性、
どこで知性活動が行われているか、
脳の表面部分、知性を生み出す新しい脳、
それが大脳新皮質です。
大脳新皮質はいつどのようにして生まれたのか?

まったく新しい脳は感覚をまとめる機能を持ちます。
まとめる能力、視覚、触覚、聴覚、などいくつかの感覚を
大脳新皮質でまとめます。

そして感覚をまとめることにより、
夜という安全な新世界に進出することができました。

哺乳類だけのブレーキ遺伝子故障、
そのDNAのわずかな変化で大脳新皮質を獲得するという大躍進がありました。

奇跡的な変化です。
福引の大当たりのようなものです。
40億年に1回の大当たりの奇跡です。

人間ならではの奇跡とは?
それは、言葉の誕生です。
新聞を読んだり、朝まで討論したり、どうしてできるのか?

別種の人類、ネアンデルタール人の話、
マンモスの活動していた時代です。
ネアンデルタール人は、私たちホモサピエンスよりも
大きな脳、強い腕力を持っていました。
けれど、4万年に絶滅してしまいます。

ネアンデルタール人の石器と
ホモサピエンスの石器の違いがわかります。
ホモサピエンスの石器はより創造的、
コミュニケーションの進化に違いがあったようです。

アイデアを伝える高度な言葉を使えることが、
ホモサピエンスの繁栄をもたらしました。

絶滅したネアンデルタール人のDNAを復元し比較します。
わずか一文字のDNAの変化で高度な言葉が生まれたことがわかります。

氷河期、言葉を武器に人間は生き残りをはかりました。
言葉を使って次世代に受け継ぐ、
人間として文明を生み出したもの、
それは一文字のDNA変化という驚きの事実です。

柔軟なDNAの変化による奇跡、
壮大な人類の進化の物語です。

40億年の長い歴史のなかで、数々の大躍進を遂げた人類、
あたりまえのようにある私たちの能力、その命の奇跡に驚嘆です。

NHKスペシャル 生命大躍進 (教養・文化シリーズ)