満島ひかり 演劇「かもめ」チェーホフの代表作!
満島ひかりの話題です。
満島ひかり主演の舞台「かもめ」です。
場所は、池袋の東京芸術劇場プレイハウス。
満島ひかり、田中圭、坂口健太郎らがチェーホフの代表作を熱演します。
演出は『おそるべき親たち』や『狂人なおもて往生をとぐ』などで知られる熊林弘高です。
坂口健太郎は、これが初舞台となります。
なんとも難解な舞台でしたが、満島ひかりの演技は輝いていました。
「かもめ」はロシアの劇作家アントン・チェーホフの代表作のひとつです。
劇作家志望のトレープレフ(坂口健太郎)は、恋人で女優志望のニーナ(満島ひかり)と、ある田舎の別荘で新作舞台を上演します。
しかしそれを観に来た女優の母・アルカージナ(佐藤オリエ)と衝突。
アルカージナは年若き恋人トリゴーリン(田中圭)を同伴しており、ニーナは流行作家のトリゴーリンに次第に心惹かれていきます。
一方、別荘管理人の娘のマーシャ(中嶋朋子)はトレープレフに、教員のメドヴェジェンコ(渡辺大知)はマーシャに、それぞれ恋をしていてます。
女優のアルカージナと愛人の小説家トリゴーリンが久々に滞在しているソーリン家で、アルカージナの息子トレープレフが恋人のニーナを主役に前衛的な劇を上演します。
母の悪評にかっとしたトレープレフが去ったところで、アルカージナはニーナをほめ、夢を叶えなさいとトリゴーリンを紹介します。
トレープレフが、銃で撃ち落としたかもめをニーナに捧げて、「今に僕は自分を撃ち殺す」などと言い、芝居の失敗の後にトリゴーリンを愛し始めたニーナをなじります。
ニーナはトリゴーリンに名声への憧れを語ります。
トレープレフのトリゴーリンへの決闘申し込み、自殺未遂などの騒ぎがあります。
モスクワへ戻ろうとする作家トリゴーリンに、ニーナは自分もモスクワに出て女優になる決心をしたと告げ、抱擁します。
2年後、作家として名を上げたトレープレフの聞くところでは、
ニーナはトリゴーリンと一緒になって子を生んだものの、やがて捨てられて子にも死なれ、女優としても芽が出ず、今は地方を巡業しているといいいます。
トレープレフがひとり仕事しているところへ、巡業で近くに来ていたニーナが現れ、感動の再会をします。
あなたへの愛は永久のものとわかった、だから、ここにとどまってほしいというトレープレフの申し出を無視してニーナは仕事へ戻るため身支度します。
私は、殺されたっていい女よ。
もう私、くったくた。休みたいわ、休みたい!
私は――かもめ……。そうじゃない。私は――女優。そうなの!
今では、私、分かるの……私たちの仕事で大事なのは、名声だとか栄光だとか、私が見ていたものではなくて、耐えることができるかどうかなの。
十字架を背負って歩みながら、自分のやってることを信じきれるかどうかなの。
「私が立派な女優になったあかつきには、見にいらして。約束よ」
と手を握り、裏切ったトリゴーリンのことは以前よりもっと愛しているとも言います。
2年前の失敗した芝居のセリフをそらんじてみせると、いきなりトレープレフを抱きしめ、駆け去ります。
トレープレフは2分ほどかけて自分の原稿を引きやぶって捨て、部屋の外へ出て行きます。
食事を終えた一同が部屋に戻るとシャムラーエフが完成した剥製を
見せるが、それでもトリゴーリンは思い出せません。
外で一発の銃声が鳴り響く。
調べに出て戻って来たドールンは怯えるアルカージナには「エーテルの壜が破裂した」と言うが、やがてトリゴーリンにトレープレフの自殺を告げます。
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