有村架純 映画「コーヒーが冷めないうちに」!

有村架純の映画「コーヒーが冷めないうちに」です。

有村架純など豪華キャストが共演した、話題のヒューマンファンタジーです。

とある町にあるとある喫茶店。
その店内の“ある席”に座ると過去に戻ることができます。
数々の思いを秘め、過去に戻る人々の姿を心優しく描きます。

いとこが経営する喫茶店“フニクリフニクラ”で働く女性・時田数を有村架純が演じています。

季節は夏、数が働く喫茶店フニクリフニクラには、不思議な噂がありました。
その噂とは、ある席に座ると望み通りの時間に戻れるというものでした。

その噂を聞きつけたキャリアウーマンの清川二美子、大学生の新谷亮介、認知症を患う高竹佳代、その旦那の房木康徳、近所のスナックのママ平井八絵子たちがやってきます。

皆それぞれの事情を抱えています。

キャリアウーマンの清川は幼馴染と来た一週間前にに戻してほしい、と数に頼みます。
数は時を戻るためにルールを説明します。
戻れるのは、決まった席でコーヒーを入れてから冷めきるまでの間です。
清川は過去に戻ることに成功しますが、幼馴染の気持ちを聞くともなく現在に戻ってしまいます。

清川は吹っ切れた表情で数に話します。
過去は変わらないのなら未来はどうか。
数は未来はお客様次第だと答えます。
清川は数にお礼を言い、ニューヨークの幼馴染に連絡を取ります。

それを見ていた美大生の新谷は、噂は本当だったのだと驚きます。

認知症を患う高竹と夫のエピソードが描かれます。
過去に戻った夫は、は妻と久しぶりの夫婦としての時間を過ごします。

すっかり店の常連客になっていた新谷は、美大でやる自分の展覧会のポスターをフニクリフニクラに貼りに来ました。
気になった数は新谷の美大を訪れます。
そして、新谷と交流を深めて行きます。

季節は冬になり、数は常連客の平井が姿を見せないこと気づきます。
数日経つと、妹の久美の葬式を終えた平井が喫茶店にやって来ました。

気丈に振る舞う彼女に数は、久美から渡すように頼まれた手紙を渡します。

平井は、妹が最後に店に来た日に戻りたいと数に頼みます。
数は願いを聞き、必ずコーヒーが冷めないうちにと念を押し、コーヒーを入れます。
過去に戻った平井は亡くなった妹の久美との再会を果たします。

平井は、妹との約束を果たすため、疎遠になっていた実家の旅館に帰ります。

喫茶店で食事を取っていた新谷は、喫茶店のマスターに数の母親のことを尋ねます。
マスターは、過去の戻れる席にいる謎の女性が、数の母親だと語ります。

数が始めてコーヒーを入れた相手はその母親で、亡くなった数の父に会いに過去に戻っていましたが、コーヒーが冷めきる前に飲みほせず、それ以来ずっとこの席に座っています。

数は新谷と付き合い始めます。
冬が終わり春になる頃、数の妊娠が発覚します。
喜ぶ新谷ですが、なぜか数の表情は浮かないままです。
母親を残し自分だけが幸せになるのを気にしていました。

新谷は「明日の8時にお店に行って」と数に告げます。
言われた通り、数が店に訪れると、過去に戻れる席に見知らぬ少女が現れます。
その子は、数を席に案内し、数の手順と同じくコーヒーを入れて行きます。

気になった彼女は、その子に名前を尋ねます。
少女は笑いながら「ミキです。未来と書いてミキ」と答えます。
次の瞬間、数は母親が戻れなくなった過去にタイムスリップします。

久しぶりに母親と再会しますが、母親は幼い頃の自分と一緒でした。
母親は亡くなった数の父に会いに過去に戻ったのではなく、未来の数に会いに行っていました。
理由を尋ねると、数の母親は余命が3ヶ月と診断されており、自分がいなくなった後の数が心配で未来へと飛んだことがわかります。

初めて聞く話に数の涙は止まらなく、大きくなった娘を見た数の母親も同じく涙を流します。
やがてコーヒーが冷める合図のアラームがなり、戻りたくないと泣き叫ぶ数に、母はずっと見ているからといい、数がコーヒーを飲むのを見守ります。

現在に戻った数は、新谷の元へ急ぎます。
河原にいた新谷を見つけた数は抱きつきます。
時は流れ、病室のベッドには数の姿があります。
腕には生まれたばかりの赤ん坊を抱いています。
ふたりは結婚し子供が産まれました。

「名前は何にする?」聞かれた数は、
「未来と書いてミキ、彼女がそう言った」と答えます。

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