北川景子 連続ドラマW 湊かなえ「落日」第4話・最終回!

北川景子 のドラマ 湊かなえ「落日」第4話・最終回です。

真尋の姉・千穂の恋人は力輝斗だったのか。
真尋は千穂の日記を手がかりに、千穂が恋人と交わした手紙を捜し始めます。
香は神社付近で取材を続け、力輝斗が千穂に振られていたという情報を得ます。

力輝斗は千穂に振られたことで、恨みを募らせていたのではないか。
そう考える真尋に対し、香は力輝斗本人から話を聞こうと面会の可能性を探ります。
だが力輝斗から届いた手紙には、「自分のことはもう忘れてほしい」と綴られていました。
真尋は千穂の友人から、力輝斗の妹・沙良が千穂の事故現場を訪れていたことを知らされます。
そのとき沙良は、献花の前で手を合わせながら笑っていたといいます。

千穂の携帯電話のデータを復元させ、千穂の恋人が力輝斗だったことを確かめる真尋と香。
香は写真をヒントに灯台の下を掘り返し、2人が交わした手紙を発見します。
真尋は手紙をもとにプロットを書き、香はその原稿を拘置所にいる力輝斗に送ります。

千穂が力輝斗に出会ったのは中学生の時でした。
ひどいスランプに陥り、ピアノをやめようと悩んでいた千穂は、力輝斗と心を通わせることで前向きになり、フランス留学を目指すようになりました。

そんなとき、力輝斗の妹・沙良が勝手に千穂の手紙を読み、2人が文通していることを知ってしまいます。
沙良が千穂に接触したことを知った力輝斗は「あいつには近づかないほうがいい」と千穂に忠告し、2人はこれまでの手紙を灯台の下に埋めます。

力輝斗はバイト先で正社員になって千穂に恥ずかしくない人間になることを誓います。
ふたりはそれまでは会わないことを決めます。
いつか2人で手紙を取りに来ようという約束を胸に、千穂は高校に入学、フランス留学を目指してピアノの猛特訓を続けていました。

沙良はアイドルのオーディションに落ち、その怒りを兄の力輝斗と千穂に向けます。
ピアノ教室からの帰り、沙良から「兄が自殺しようとした」というメールを受け取った千穂は、沙良に呼び出されて神社へ行き、彼女の案内で力輝斗の家へ行こうとしていました。
その道中、動揺していた千穂は赤信号に突っ込み、事故に遭ったのでした。

千穂の死を新聞で知った力輝斗はバイトを辞め、完全に家に引きこもるようになります。
そして事件当日、沙良から千穂が死んだ本当の理由を聞かされた力輝斗は、その場で沙良をナイフで刺します。
家が燃えたのは、クリスマスケーキのろうそくの火が燃え移ったためでした。
力輝斗は両親が1階で寝ていたことを知りませんでした。

原稿を読んだ力輝斗は号泣し、香と面会することを決断します。
自分と関わったせいで千穂は死んだ、彼女を殺したのは自分だと話す力輝斗。
自分は生きる価値のない人間だと繰り返す力輝斗に、香は幼い頃にアパートのベランダで励まし合ったことを明かぢます。
そして「私はあなたに救われた。千穂さんも同じだと思う」と伝えます。

香は真尋から、亡き父・裕貴が「喫茶シネマ」の常連だったことを知らされます。
亡くなった日も、父は映画を見た後「喫茶シネマ」に立ち寄り、そこで夕日のきれいな場所を教えてもらい、灯台へ出かけて行ったことを知ります。

父が大好きな映画「スター・ウォーズ」の続編を、いつか香と一緒に見ることを楽しみにしていたと知り、香は父が自殺ではなく事故死だったのではないかと考えます。
香と真尋は灯台へ行き、香の父・裕貴や真尋の姉・千穂が見た落日の光景を目に焼き付けながら、一緒に映画を作ることを誓いあいます。