北川景子 連続ドラマW 湊かなえ「落日」第3話!

北川景子 のドラマ 湊かなえ「落日」第3話です。

香は5歳のときに父を喪ったことを真尋に話します。
父は毎日のように母に責められ、映画を見た帰りに崖から飛び降りて死んでいました。
母は壊れ、香は父の実家に引き取られることになりました。

中学生のとき、香はクラスでいじめられている男子生徒・下山兼人を助け、彼から一方的に好意を寄せられます。

ある日、下山に呼び出されて強引に迫られた香は、「臭いし、気持ち悪い」と吐き捨てます。
その夜、下山は自宅で首を吊って自殺し、下山の母は香を責めます。

大人になった香は謝罪するため下山家を訪れ、そこで下山の姉から真実を聞かされます。
下山が残した遺書はたった一文、香へのお詫びが書かれていましたが、本当は続きがあったといいます。
彼女が差し出した2枚めの遺書は、母に許しを請う言葉で埋め尽くされていました。

弟が自殺したのは母のせいだが、真実を知ったら今度は母が死んでしまう。
だから2枚目の遺書を破り、隠したのだと下山の姉は言います。
そして、今はその行動を後悔している、と香に謝ります。

父と同級生の自殺という過去と向き合うために、香は最初の映画「1時間前」を作ったのだと真尋に告白します。

そして、今度の映画で「笹塚町一家殺害事件」を取り上げたのは、沙良の死の真相を知り、前に進むためだと打ち明けます。
香に「知ることで前に進めるのでは」と問われた真尋は動揺し、香の元を去ります。

香は一人で事件の取材を続け、ある新聞記者から力輝斗が近所の子供たちから「猫将軍」と呼ばれていたことを知らされます。
さらに、力輝斗は事件を起こす2年前、工場でアルバイトを始め、正社員になろうと前向きに働いていたことがわかります。

真尋は実家に帰り、父・良平に「姉が生きているふりを続けるのはもうやめよう」と話します。
真尋は千穂の死を受け入れることを決め、千穂の日記を読み始めます。
凛子に背中を押された真尋は、香と会って「もう一度書かせてほしい」と頼みます。

千穂の日記には、当時付き合っていた恋人のことが書かれていました。
いつも神社で猫に餌をやっていたため、近所の子どもたちから「猫将軍」と呼ばれていた男の子でした。
その神社は、千穂が事故に遭った交差点の近くにありました。

力輝斗が工場のアルバイトを突然辞めたのは、千穂が事故で死んだ年でした。
香は力輝斗が事件を起こす前に千穂と付き合っており、彼女が事件に関わっているのではないかと考えます。