有村架純 映画 ビリギャル 慶応大学に合格!

2019年10月19日

有村架純主演映画、ビリギャル です。
楽しい映画でした。

金髪に染めたビリギャルと呼ばれる主人公の女子高生が
一念発起、慶応大学に合格するまでの実話を描いています。

すべては、塾の坪田先生との出会いから始まりました。
そしてお母さんの愛情、
なんといっても本人の合格したいと願う気持ち、
そして奇跡は起きた、感動の物語です。

有村架純は素行不良のギャルで、
高校2年生で小学4年生程度の学力しかなかった工藤さやかを演じます。
坪田先生は伊藤淳史、母親あかりを吉田羊、父親徹を田中哲司が演じます。

映画は、さやかの小学校時代にさかのぼります。
いじめを気にして転校します。けれど、転校先でも友達はできません。
そしてさやかは、名門私立女子中に入学することになります。
エスカレータ式の学校です。
母親のあーちゃんは、
「さやかがわくわくすることだけしていればよい」
そういう育て方です。
母親役の吉田羊がいい味をだしています。

さやかは友達もでき、好きなことだけをして学校生活を楽しみます。
スカートを短くして、髪を染め、夜遊びもするようになります。

そして、高校では最低成績のクラスにまわされます。
そんなさやかに転機が訪れます。
高校2年の1月、学校の持ち物検査でタバコが見つかります。
学校側は、このままだと退学、
一緒に吸った友達の名前を言えば許す、
そう言って問い詰めます。
けれどさやかは、なにも話しません。
結局、さやかだけが停学となります。

母親は、さやかに別の大学を受験しよう、そう提案します。
そして、さやかは塾に通うようになります。
金髪に染めた髪、へそだしルックのギャル姿で、
塾の先生と対面します。
高校2年の夏休みのことです。
この出会いが、さやかの人生を変えることになります。

聖徳太子も、日本地図の形も知りません。
5年間、勉強というものをしたことが無い、
そんなさやかが、大学受験を目指します。

まず、思い切って志望校を決めてみよう。
その言葉に、慶応に行く、そうさやかは宣言します。

塾には、学校で居場所の無い生徒がやってきます。
そんな生徒たちのやる気をだすため、
昼夜努力し続ける、そんな先生です。

それからのさやかは、人が違ったように勉強に打ち込みます。
毎日がワクワク、さやかにとっては新しいことを知ることが
楽しくて仕方がありません。

けれど現実は甘くありません。
あまりにも残り時間が少なすぎます。
模擬試験での結果に落ち込み、自信を無くすさやかです。

名古屋に住むさやかは、東京の慶応大学を見学に行きます。
そしていっそう入学したいという気持ちを強く持ちます。

挫折を乗り越えながら、さやかの成績はどんどん上がっていきます。

そして冬が訪れ、
第2志望の大学にも合格します。

いよいよ慶応大学入試本番となります。
文学部と総合政策学部を受験します。
本命の文学部受験ですが、
先生からもらった合格祈願コーヒーを飲んだせいでお腹を壊します。
なんどもトイレに駆け込むさやかです。
次の日、苦手な小論文の総合政策学部試験です。
先生との会話を思い出し無心で回答します。

結果は映画の宣伝どおりですが、
意外にも総合政策学部だけ合格できます。
可能性を信じて夢をみつけたさやかです。

ドラマ、「ドラゴン桜」を彷彿とさせるストーリーです。
阿部寛演じる弁護士がつぶれそうな高校の理事長になって
生徒たちを東大に導くストーリーです。
なんといっても、生徒役が、
長澤まさみ、新垣結衣、山下智久など、錚々たるメンバでした。
10年前、2005年のドラマです。

ところで、大学の偏差値ですが、
文学部の偏差値上位校はこんな数字です。
40点の偏差値を上げるのは大変です。

<国立>
京都大学[文/国/京都]72
大阪大学[文/国/大阪]69
名古屋大学[文/国/愛知]68
<私立>
慶應義塾大学[文/東京]69
早稲田大学[文/東京]68
上智大学[文/東京]66
明治大学[文/東京]65
同志社大学[文/京都]65
立教大学[文/東京]64
いかに慶応大学が難関校かがわかります。

ということで、あっという間に
2時間が過ぎました。

慶応大学受験前、さやかが先生に感謝の手紙を書きます。
「私は大人が嫌いでした。
でも私にはなにもありませんでした。
先生と出会って、目標ができました。
がんばる喜びを知り、
未来への希望ができました。」
と綴っています。

少しできすぎたような話ですが、
有村架純の魅力たっぷりの映画です。
その可愛さと演技力は、まさに旬の女優です。
彼女を見ていると、日本中が明るくなれる、そんな映画です。

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