北川景子 映画 Paradise Kiss 

2019年8月14日

北川景子、向井理 主演の映画、Paradise Kissです。

「私がパラダイスに連れていく」
ランウェイに向かう北川景子のセリフがしびれます。

2011年に公開、北川景子24歳のときの作品です。

とても美しい映画でした。
北川景子の可愛い制服姿から始まり、素敵なドレスが続きます。

早坂紫(ゆかり:北川景子)と小泉譲二(向井理)の二人
が夢に向かって進んでいく、爽やかな物語です。

紫(ゆかり)は平凡な高校生、受験を控え退屈な毎日を送っています。
ある日、街に出た紫(ゆかり)は、あやしい若者に声をかけられます。
警戒する紫(ゆかり)でしたが、この出会いが彼女の人生を変えていきます。

本当の自分をさがす、その旅に一歩踏み出します。

地下室に、彼らのアトリエがありました。
そこで、服作りに熱中しています。

彼らは服飾専門学校の生徒、
卒業記念のファッションショーのモデルを探していました。

紫(ゆかり)は、キャロラインと呼ばれるようになります。
そこで譲二と出会います。

紫(ゆかり)は、怖い、そう直感します。
モデルなんてやらない、そう言って逃げ帰る紫(ゆかり)です。

ところが、譲二が高校まで迎えに来ます。
そして紫(ゆかり)を矢沢芸術学院に連れてきます。

そこは、紫(ゆかり)の日常とはまったく違う世界でした。

再び、モデルなんかやらない、と言う紫(ゆかり)に、
お前はお前がわかっていない、
紫(ゆかり)のことを見抜く譲二です。

大胆に髪を変えた紫(ゆかり)ですが、
このあと美しく変身していきます。
今度はイザベラが紫(ゆかり)を学校に向かえにきます。
徐々にファッションの世界に興味を持ち始める紫(ゆかり)です。
自分の人生って何?考えはじめます。

今度は自分からアトリエに行く紫(ゆかり)です。
アトリエにはパラダイスキスの看板が飾られています。

自分たちの服の委託販売を始めた、彼らの夢を聞きます。

ドレスを試着する紫(ゆかり)ですが、とても素敵です。

車で譲二に送ってもらいます。
母親からひっぱたかれた過去を語ります。
勉強ばかりの生活、紫(ゆかり)の口からは愚痴しかでてきません。

突然、譲二はラブホテルに紫(ゆかり)を連れていきます。
紫(ゆかり)のことをベットに押し倒し、
自分の足で入ってきたんだろう、ひとのせいにするな。

自分の意思はどこにあるんだ、そう詰問します。

紫(ゆかり)は、この制服が私のプライド、
モデルくらいやってやるわよ、そう言ってホテルから逃げ出します。
北川景子の怒った表情や台詞がとても印象的でした。

モデルをやりたい、
けれど母親には反対されます。
初めて反抗する紫(ゆかり)です。

そして、家出して譲二の部屋に住むことになります。
高層マンションのゲストルームです。
家がお金持ちの譲二にも複雑な事情があることがわかります。

ネグリジェ姿の色っぽい紫(ゆかり)が見られます。
同じ部屋にいる譲二が気になって眠れません。

だんだん譲二の生き方に影響を受けていきます。
次は職探し、モデルのアルバイトを始めます。

躊躇する紫(ゆかり)に、譲二は、
やれない人間にやれとは言わない、励まします。

いくつもの服を着こなし、写真を取られる紫(ゆかり)、はじめての体験です。

譲二の作った服を見せてもらい、服にかける情熱を知ります。
残念なことに、委託販売の服が返品されてしまい、
パラダイスキスの解散が決まります。

譲二はパリに行く意思を固めます。

ファッションショーになります。
ウオーキングのできない紫(ゆかり)です。

自分だけ真剣でなかった、涙ぐみます。
紫(ゆかり)も目覚めていきます。
譲二は、おまえのは全部ふりだ、
ひとのせいにしている。
厳しい言葉を投げかけます。

いよいよファッションショーが始まります。
紫(ゆかり)のお母さんも来ています。

譲二は、言います。
まっすぐ歩けなくていい、自分の足で歩けばいいんだ。
紫(ゆかり)は答えます、

大丈夫、まかせて、
だれよりも堂々と歩いてみせる、
私がこの会場のみなをパラダイスに連れて行く、
きっぱりと宣言します。

そして紫色のドレスをまといランウェイに向かいます。
自信にあふれた紫(ゆかり)の表情が観客をひきつけます。

会場からは拍手が鳴り止みません。
戻ってきた紫(ゆかり)を抱きしめキスをする譲二
感動の一瞬です。

けれど結果は準優勝、祭りは終わってしまいました。
譲二の部屋を出て行く紫(ゆかり)です。
譲二は、他の男とデートに行く紫(ゆかり)のために、
服を選び、メイクまでしてあげます。

突然、紫(ゆかり)が怒り出します。
どうしてこんなことをするの、あのキスはなんだったの。
私はプロのモデルになりたい、
今日はほんとにドキドキしたから、なんどでもやりたい、
そう気持ちを伝えます。

譲二は、
夢をつかむのは想いだ、自分の可能性を信じろ、
そう言ってあげます。
そして二人は別れます。

まもなくして、譲二はイザベラとパリに旅立ちます。

ある日、譲二から荷物が届きます。
なかには倉庫の鍵が入っていました。
そこには譲二の作ってきたドレス、それを紫(ゆかり)に託します。
中央にはショーで紫(ゆかり)の着たドレスが並んでいます。

そして紫(ゆかり)はモデルとして羽ばたくことになります。
3年がたち、いまやトップモデルとして雑誌の表紙を飾ります。

紫(ゆかり)はその雑誌を何冊も倉庫に飾ります。
譲二に会いたい、想いがつのります。

仕事でニューヨークに来た紫(ゆかり)ですが、
ブロードウェイでイザベラに再開します。

譲二もニューヨークに来ていることを知ります。

譲二のアトリエの場所を聞いてかけつける紫(ゆかり)です。

そこには紫(ゆかり)の雑誌が並んでいました。

紫(ゆかり)のことを思い続けていた譲二のことを知ります。
再開した二人は熱く抱き合いキスをします。

長い道のりでした。

このあと二人がどうなるかわかりません。
けれど、正直に、
そして真剣に向き合っていくはずです。

北川景子の美しい映像がこれでもかというくらい詰まった
楽しい映画でした。

DVDです。

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