波留 映画「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」！
波瑠の映画「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」です。
希望通り恋人と同じ大手ホテルチェーンへの就職を果たした波平（なみひら）久瑠美を波留が演じています。
けれど彼女が配属されたのは系列会社が経営する地方の遊園地でした。
久瑠美は意気揚々と社会人生活を歩み出しますが、入社早々言い渡されたのは、系列企業が経営する熊本県の遊園地グリーンランドへの配属辞令でした。
いきなりの地方勤務と遠距離恋愛でやる気ゼロとなった久瑠美です。
そんな久瑠美が、“魔法使い”とあだ名される風変わりな上司や個性豊かな先輩、同僚たち、そして利用客の笑顔と接し、仕事の楽しさに目覚めていきます。
グリーンランドは広大な田園地帯のど真ん中にポツンとあり、理想とは全く違う世界に追いやられた久瑠美は同期の新入社員・古村豪太郎と共に、教育係となった事業企画部の社員・小塚慶彦のもとで働くことになりました。
小塚はこれまでに数々の企画を成功させてきた通称“魔法使い”と呼ばれるカリスマ社員ですが、何事があってもいつも笑顔の一風変わった人物でした。
久瑠美が支給された制服には「なみひら」ではなく「なみへい」と某テレビアニメの登場人物と同じ名前がでかでかと書かれていました。
いつしか彼女は「なみへい」というあだ名で呼ばれるようになります。
久瑠美が着任早々、小塚から命じられたのは園内のゴミ拾いでした。
その初日、園内のトイレで紙袋に入った時限爆弾が発見されます。
実はこれは従業員らが新入りの久瑠美や古村のために仕組んだドッキリでした。
久瑠美は個性的でハイテンションな従業員たちのノリに全くついていけません。
そして、遠距離恋愛となった東京の小西に電話で愚痴をこぼしていました。
小西は、次第に久留美を疎ましく思うようになってしまいます。
久留美は、各系列会社で目覚しい成果を上げた社員はMVPとして表彰され、ご褒美として好きな部署に異動出来ることを知ります。
久瑠美はこのグリーンランドから抜け出すため必死でMVPを獲ろうと仕事に励みますが、何をやっても上手くいきません。
やがて、園内での迷子騒ぎを久瑠美が解決したことをきっかけに、彼女は心を入れ替えて、いつしかグリーンランドに誇りを持つようになっていきました。
そんなある日、小西が久瑠美に会うためにグリーンランドを訪れました。
小西は久瑠美に東京に戻るよう言いますが、二人は別れることになってしまいます。
グリーンランドの夏の一大イベント「一万発の花火大会」の日がやってきます。
イベントの目玉のイルミネーションが電気トラブルで点灯しないという事態が発生してしまいます。
久瑠美らはそれを逆手に取り、花火をよりクリアにみてもらおうということにして全館の電気を消し、その間にイルミネーションの修理を済ませます。
そんなある日、久瑠美と古村は小塚がグリーンランドを退職することを知ってしまいます。
そこで久瑠美らは小塚に心置きなくグリーンランドを去れるよう、彼に内緒でサプライズ企画を打ち立てました。
それは開園記念行事に合わせて気球から1万個の風船を降らせるというものでした。
そしてサプライズ企画の当日、何と事務所に時限爆弾が置かれるという騒ぎが発生しました。
園内には大勢の客でごった返しています。
小塚は最後の手段として気球に爆弾を持って乗り込み、海に捨てようとします。
小塚がいざ爆弾を見てみると「ひっかかりましたね」との文字が書かれています。
これは従業員全員による小塚に向けた一大サプライズ企画でした。
そして、小塚はグリーンランドを去っていきます。
その後、久瑠美は新たな仕事に就いた小塚に電話をかけ、引き続きグリーンランドで頑張ることを誓います。
