有村架純 主演舞台「ジャンヌダルク」!

2019年10月19日

有村架純主演の舞台「ジャンヌダルク」です。

赤坂ACTシアターでの公演ですが、
前回見た堀北真希主演の舞台「9days queen」と同じ劇場です。

雰囲気も同じようで、ヨーロッパ中世の物語でした。
主役のジャンヌダルクは今回、有村架純です。

会場では多くの花が飾られていました。
広末涼子、吉瀬美智子、戸田恵梨果、石原さとみ、桐谷美鈴といった
今をときめく女優たちからのものです。

初舞台、初主演ということで一杯一杯という感じもありましたが、
大役を気丈に演じていました。
声が通りにくいのは気になりましたが、
まだまだこれからの女優です。
ドラマなどでも、素敵な雰囲気を醸しだしてくれています。

劇中では、2度ほど処女検査の場面があります。
魔女でないことの証として実行されています。

痛々しさが先にたつシーンでした。
とは言っても実際どんな検査かはわかりません。

劇の内容ですが、
ジャンヌダルクがフランス軍を率いてイングランド軍に勝利するという話です。

最後には、イングランド軍に捕らえられて
宗教裁判にかけられて処刑されてしまいます。

神の啓示を聞いたジャンヌダルクが勇敢に軍を鼓舞し、
敗戦続きだったフランス軍を立て直し勝利します。

今回はなんと出演者が130人ということです。

人数だけでも迫力の戦闘シーンの連続でしたが、
音響効果とあいまって、
よくこんな演出が可能と感心しました。

近くの通路にも戦士があふれて、
会場全体が戦闘に巻き込まれているかのようでした。

ただ、
それほど多人数のはいる会場ではないので、
こんなに出演者が多くて
採算がとれるのかと。
まあ、余計な心配です。

後半では、裁判でジャンヌが一人で戦います。
弁護人も認められません。

東山紀之演じるシャルル7世にも見捨てられ、
結局は処刑されてしまうことになります。

ただ、没後も戦争での軍の士気を上げるため、
伝説化されその名が語られています。

会場に、堀北真希主演の「9days queen」の
DVD発売のパンフレットがありました。

ジャンヌダルクの話から
約100年後のイギリス王朝での物語です。

歴史からは戦争ばかりの時代、というのをあらためて思いますが、
そこには人間のドラマがあり、観客を魅了します。