長澤まさみ 劇団☆新感線『メタルマクベス』disc3!
長澤まさみの舞台「劇団☆新感線『メタルマクベス』disc3」です。
豊洲のIHIステージアラウンド東京での上演です。
ステージが回転する驚きのライブです。
ロングラン公演を果たした『髑髏城の七人』に続き、劇団☆新感線が送り出した鋼鉄のロック・スペクタクル『メタルマクベス』です。
長澤まさみはdisc3でトリを務めます。
脚本は宮藤官九郎が手掛け、シェイクスピアの戯曲「マクベス」を大胆にアレンジしています。
1980年代の日本と、核戦争後の近未来の時空が交錯する壮大な世界観がテーマです。
観客を圧倒した生バンドの演奏、そして客席の周り360°をぐるっとバイクが疾走する驚きの演出です。
2218年、フェンダー国とギブソン国、新興勢力のESP国が火花を散らす戦国時代が到来していました。
そんな中、ESP国が誇る無敵の将軍・ランダムスターは過酷な戦いを終え、盟友のエクスプローラーと共にESP国のレスポール王の居城、通称“鋼鉄城”に向かいます。
そこにいきなり怪しげな3人の魔女が出現し、将軍に向かって「あなたはマホガニーの領主となり、いずれは王になる」と予言めいた言葉を発します。
そして「あなたの知りたいことはすべてこのコンパクトディスクの中にある」と1枚のCDを差し出します。
それは、1980年代に活躍したヘビーメタルバンド、“メタルマクベス”のデビューアルバムでした。
バンドメンバーの写真をよく見ると、ボーカルの<マクベス>はランダムスターに、<バンクォー>はエクスプローラーに、<マクダフ>は同じくESP軍のグレコにそっくりです。
国に戻ってみると、マホガニーの領主は密かに軍を裏切っていたことが発覚したことから処刑され、魔女の予言通りにランダムスターが新たなマホガニーの領主となることが決まっていました。
自らの城に帰ったランダムスターは愛する妻に、魔女に予言をされたこと、翌日にはマホガニー城で記念の宴が行われることを告げます。
すると彼女は、魔女たちの予言通り王座を奪おう、そのためには宴の夜にレスポール王を暗殺してしまおうと夫をたきつけます。
翌日、レスポール王とその息子のレスポールJr.や友人たちを招いて、盛大に宴が催されます。
深夜、城の一室で就寝中の王のもとへ向かうことに迷いを見せ始める夫に、計画を実行するようにと強くけしかける妻。
しかも息子のレスポールJr.が下手人だと疑われるように画策もするが、不穏な空気を感じ取ったグレコはレスポールJr.をなんとか城から逃がします。
王殺害に成功し、まんまと権力の座を手にする夫妻。
しかし罪の意識に苛まれ、一切眠ることが出来なくなってしまいます。
一方、1981年ヘビーメタルブームに沸く日本で、ボーカルのマクベス浦井を中心としたバンド「メタルマクベス」が脚光を浴びていました。
メタルマクベスは敏腕マネージャーのローズによってメジャーデビューを果たしますが、ヘビーメタルブームは徐々に陰りを見せ、マクベス浦井は常軌を逸した行動を取り始めます。
敏腕マネージャーのローズを長澤まさみが演じています。
焦燥にかられたマクベスは、結成5年目を迎える頃にはゴシップ的な話題づくりが必要だと思いつめます。
精神を病んでいくマクベスとローズのやりとりは、2218年の世界を生きるランダムスター夫妻の会話へとシンクロしていきます。
やがて黒い野望に憑りつかれた2人は周囲の人々の運命をも巻き込みながら、破滅への道を疾走し始めます。
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