長澤まさみ 舞台「THE BEE」!

2024年3月22日

長澤まさみの舞台「THE BEE」です。

6歳になる息子の誕生日プレゼントを買って帰宅したサラリーマンの井戸は、家の前で警官に足止めされ、取り囲んだマスコミから脱獄犯が妻と息子を人質に取って立て籠もっていることを知らされます。

犯人・小古呂(おごろ)は愛人を作ったという彼の妻を呼んでくることを要求しますが、彼女はそれに応じようとしませんでした。

井戸は百百山(どどやま)警部に小古呂の妻と直接話をして説得してもらうことを提案します。
小古呂の妻を長澤まさみが演じています。
井戸は百百山の安直に送られて小古呂の自宅に向かいますが、妻はストリッパーの仕事に出かけようとしていました。

井戸は安直を背後から襲って気を失わせると、拳銃を奪って小古呂の妻と息子を人質に取って立て籠もります。
そして百百山警部に小古呂と直接話をすることを要求し、明日の朝までに家を出て行かなければ妻を強姦すると脅します。

井戸と小古呂、2人の加害者は電話越しに互いを脅迫し、異常な世界が展開されていきます。

井戸が小古呂の息子の指を切り落として、小古呂の妻が封筒を持ってきて舐めて封をして、井戸がそれを持って窓辺に行くと百百山警部がいるので渡して、部屋に戻ると小古呂の妻に上着を脱がせてもらって、セックスします。

小古呂の妻は指を切り取られた息子をいたわって、全員寝て、起きて、井戸が洗面所でヒゲ剃ったりしてる間に小古呂の妻が朝食の用意し、ごはんを食べます。

そして、百百山警部が郵便受けから小古呂からの封筒を投げ入れ、それをきっかけにまた井戸が小古呂の息子の指を切り落として…、のエンドレスが続きます。

そして、井戸が自分の指を切り落とそうとすると、舞台全体に無数の蜂が投影されます。
蜂の羽音も響きます。
だんだん暗くなる舞台で、突然、ぶら下がっていた紙が、紙の背後にいた百百山によって破られます。

井戸と、小古呂の息子と妻の死体が、指を包むように馬鹿でかい紙が包んでいきます。
それから舞台が暗転します。
井戸が踊り狂っていた時に流れていた嘘みたいに安っぽい「剣の舞」の音楽がこの前後に流れて幕となります。