広瀬すず 映画「遠い山なみの光」!

広瀬すずの映画「遠い山なみの光」です。

物語は、ロンドンに住む母親・悦子のもとへ、次女・ニキが訪れる場面から始まります。
悦子は最初の夫との間に生まれた長女・景子が7歳の時に、イギリス人の男性と再婚しました。

その後一家はイギリスへ移住しますが、景子は新しい環境に馴染めず引きこもりがちになります。
そして、しばらくして景子は自ら命を絶ってしまいました。

ニキの滞在中、悦子は景子を身ごもっていた、日本の夏の出来事を懐かしむように語り始めます。
当時、彼女は最初の夫・二郎と長崎の郊外で暮らしていました。

悦子は近所に住む佐知子と親しくなります。
佐知子には娘・万里子がおり、悦子は親しくなろうと試みますが、万里子は打ち解けてくれません。

佐知子は裕福な家庭の出身でしたが、夫と家族を戦争で失い生活が一変。
佐知子は再び人生を軌道に乗せるため、現在の恋人・アメリカ人のフランクとともにアメリカへの移住を計画していました。

一方、悦子のもとには義父・緒方が訪ねてきます。
緒方は原爆で家族を失った悦子を、引き取ってくれた恩人です。

緒方は、かつて国民学校の校長を務めていました。
同僚であった松田が、教育雑誌に古い教育制度は排除されるべき、と主張していたのを緒方が目にします。
息子の二郎も松田の意見に同調しているようです。

ついに長崎で、緒方と松田が対面。
「旧世代の教えは危険な嘘だった」と松田は意見しました。

悦子は父のように慕う緒方への辛辣な言葉に「下らないことを言う、見下げた話だ」と憤慨。
夫・二郎と意見が割れてしまいます。

アメリカ移住を計画していた佐知子の元から、パートナーのフランクがいなくなってしまい、彼女は不本意ながらうどん屋で働いていました。
やがて彼女はフランクを見つけ、2人は再び関係を取り戻します。

フランクはアメリカ行きの船の仕事を見つけ次第、佐知子と万里子にチケット代を送ると約束。
荷造り中、佐知子は万里子に対して、世話していた子猫たちを連れて行けないと告げます。
そして、佐知子は箱に入った子猫たちを川へ持っていき、溺死させたのでした。

夜になり、悦子は万里子を探しに行くことに。
橋の縁に座る万里子はアメリカへ行きたくないと告白します。
しかし悦子は「アメリカが気に入らなければ戻ってきてもいい。だけど試してみる必要がある」と説得しました。

現代に戻り、朝食の会話の中でニキは亡き父親が連れ子であった景子に対して冷たかったと語り、悦子は父が理想主義者で、イギリスで景子も幸せになれると思っていたと反論しました。
しかし一方で、悦子は「景子がイギリスで幸せになれないだろう」と感じていたことを明かします。

電話があり、ニキはロンドンへ帰ることに。
彼女はまた、悦子の人生を詩にしたいという友人がいるため、日本の写真が欲しいと頼みました。

悦子は長崎港の風景が写った古いカレンダーを手にします。
それは景子と港のロープウェイに乗った、楽しい思い出が蘇る景色でした。

悦子は家を売ろうと考えていましたが、ニキは断固として反対します。ニキが家を出て振り返ると、悦子が門の前で見送っていました。