長澤まさみ ドラマ ガンジス河で本当にバタフライ!

2019年8月13日

長澤まさみの話題です。

ドラマ「ガンジス河でバタフライ」です。
2007年、長澤まさみ20歳のときの作品です。
2夜連続のスペシャルドラマとして制作されました。

脚本は宮藤官九郎、なんともハチャメチャなドラマです。
長澤まさみのコメディアンヌぶりも発揮されています。

長澤まさみは就職活動中の女子大生、高野てるこを演じます。

ドラマは、てるこの夢の場面から始まります。
なぜかインドの空港のシーンです。

夢から覚めると、母親は腹話術師として第2の人生を謳歌しています。
父親も母親のマネージャーとして満更でない様子。
周りに迷惑をかけなければ何をやってもよい、さばさばした家族です。

兄は放浪癖、世界中を旅しています。
旅にあこがれたのは兄の影響、
インドなんか行ったら人生観が変わるぞ!
そう言われてきました。
てるこは就職試験に臨みます。
趣味は何?
思い出の写真は?
志望動機は?
うまく答えられません。

自分をアピールしようとして、
思わず、ガンジス河でバタフライをした、
と言ってしまいます。
写真もある、現像にだしているんです。

自分にうそをつきたくない、
パスポート、航空券を用意してインドに旅立つてるこです。
自分に罰ゲーム、そう割り切って飛行機に乗ります。

空港に着きます。
変な日本語を話すインド人に囲まれます。
そしておかしなホテルに連れていかれます。

タクシーにもぼったくられます。
散々な目にあい、ホテルに到着しますが、
予約していたホテルでなく、とんでもなくぼろいホテルです。

泣きながらホテルから家に電話します。
次の日はインドの街をさまよいますが、
口の開いたペットボトルの水を買わされたり、
勝手にカレー料理を持ってここられたりします。

カレーを食べようとすると、スプーンがありません。
カレーを手で食べる決意をする、てるこの様子が映ります。
そこに中谷美紀演じるテツコが現れ、スプーンをもらいます。

そして、塚本高史演じるシンゴと出会います。
シンゴはカメラマン志望で、インドの子供たちの写真を撮っています。

インド滞在の日本人とも知り合いになり、インドのことを知っていきます。

インドの貧しい子供たち、現実の厳しさを知ります。
そんなとき、シンゴと話して気が楽になります。
どうやらシンゴに惚れてしまったようです。
こんな妄想シーン、舞い上がって大学の友達にも電話をかけまくります。

シンゴと駅に来ます。
切符を買ってくると言って、シンゴはてるこのカバンを持ち去ります。
いくら待っても彼は戻ってきません。

彼が詐欺師というのがわかります。
深く落ち込むてるこです。
けれど、めげずに列車でガンジス河に向かうことにします。

列車のなかで、インド人の家族と出あいます。
明るい一家、運命的な出あいです。
言葉が通じなくとも心を開けば分かり合えることを実感します。

その家族の家に泊めてもらうことになります。
おいしいカレーに感激です。

インドに着いた時は、警戒心で一杯でした。
自分を変えたかった、
そんな思いでインドにやって来たてるこですが、
だんだんにインドの街に溶け込んでいきます。

街のお祭りです。
インク混じりの水をかけられ、こんな姿になります。
この日はカーストも何も無い日、街のみんなが楽しみます。

てるこは、お祭りで偶然シンゴを見つけます。
追いかけて捕まえ、バックとお金を取り戻します。
そして、ガンジス河にバスで向かいます。
やさしい家族とのお別れです。

バスの故障で野宿をすることになります。
それでも乗客は怒ったりしません。
どんなときでも楽しむインド人たちです。

いよいよバスはガンジス河に着きます。
ついに来た、大喜びです。
船に乗り、ガンジス河を下ります。

ホテルに泊まりますが、
ヤモリたちと寝る様子が映ります。大変な撮影です。

ホテルで写真家のテツコと偶然、再会します。
美女二人の映像です。

テツコとてるこは街を歩き、二人で語り合います。
どこに行っても自分は自分、
私は私でいいんだ、大事なことに気付きます。

そして、ガンジス河に飛び込むてるこ、
写真を撮るテツコ、きれいなバタフライのフォームです。
日本に帰って社会に戻る決心をします。

てるこは、面接を受けた会社に報告に行きます。
すでに1次で不合格ですが、けじめをつけます。
本当にたくましくなったてるこです。

映画会社に就職したてるこの様子が映ります。
仕事が終わるとインドに向かいます。
あの家族との感激の再会です。

それにしても、大変な撮影です。
とても人気女優の来る場所ではありません。
チャレンジ精神あふれた長澤まさみの女優魂に脱帽です。