土屋太鳳 映画「マッチング」!

土屋太鳳の映画「マッチング」です。

ウェディングプランナーとして働いている輪花は、同僚の尚美の後押しでマッチングアプリに登録をします。
勇気を出して一歩踏み出し、デートに臨んだ輪花でしたが、現れたのはプロフィールとは別人のように暗い男・吐夢でした。

その後も執拗にメッセージを繰り返し送る吐夢に恐怖を感じた輪花は、取引先でマッチングアプリ運営会社のプログラマー影山に助けを求めます。
しかし時を同じくして”アプリ婚”した夫婦が惨殺される事件が連続して発生します。
被害者たちは輪花の勤める結婚式場で式を挙げていました。

被害者は、マッチングアプリ「ウィルウィル」での出会いをきっかけに結婚したカップルでした。
輪花がウェディングプランナーとして結婚式に携わったカップルも殺されてしまいます。
そして殺されたカップルの男性は輪花の高校の先生であり、想いを寄せていた相手でした。
輪花は警察から、疑いをかけられてしまいます。

マッチングアプリをきっかけに出会った吐夢からのつきまとい、警察からの疑いによって疲弊した輪花はマッチングアプリ運営会社のプログラマー・影山に助けを求めます。
二人はデートを重ね、少しずつ距離を縮めていきます。

吐夢は、輪花だけではなく、マッチングアプリで出会った他の女性にもストーカー行為をおこなっていました。
警察は吐夢が連続殺人の犯人ではないかと疑いを強めますが、証拠が見つかりません。

殺人事件の行方や吐夢からのつきまといに翻弄されるなか、輪花は父親・芳樹の様子がおかしいことに気が付きます。
きっかけは1本の電話でした。
名前も名乗らない女性からの怪しい電話から、徐々に芳樹が隠してきた秘密が明らかになっていきます。

芳樹は過去にパソコンチャットで出会った女性と浮気をして、子どもを作っていました。
芳樹は浮気相手の女性から執拗につきまとわれ、果てには殺されそうになります。
父親の過去を知り、輪花は軽蔑し、冷たく接してしまいます。

父親のことで思い悩む輪花です。
そんなとき、吐夢と接触した尚美から「一人で家に来て欲しい」と連絡をもらいます。
マンションに向かうと、尚美は殺されいました。
そしてさらにショックな出来事が輪花に襲いかかります。
父親の芳樹が自殺し、命を落としてしまいます。

輪花に次々に訪れる悲劇。
憔悴しきった輪花は変わらず影山に助けを求めます。
影山は芳樹の不倫相手と吐夢が繋がっているのではないかと言い出し、証拠になる場所があると輪花を連れていきます。

影山が連れてきたその場所は、芳樹の不倫相手が過去に住んでいた場所でした。
そして、影山は芳樹の不倫相手の息子でした。
影山は芳樹のせいで精神が犯される母親の様子を見て、芳樹とその家族への恨みを募らせて生きてきました。

輪花に近づいたのは復讐をするためでした。
輪花を殺そうと襲いかかる影山です。
そこに吐夢が助けにきます。
この殺人未遂をきっかけに、影山は逮捕されます。

しかし事件はまだ終わっていませんでした。
輪花と吐夢は、芳樹に執着していた不倫相手のもとを訪れます。
そこには車椅子に乗った女性とヘルパーのように世話する女性が暮らしていました。
芳樹の不倫相手に出会ったことを覚えていた輪花は、車椅子の女性に向けて謝罪をします。

しかし芳樹の不倫相手・節子は、ヘルパーのように世話をする女性の方でした。
不倫相手の女性・節子は、輪花の母親・道子を25年間も誘拐、監禁しました。
芳樹は道子の様子を見て、自分を責めて命を絶ちました。

輪花を恐怖に陥れた影山も影山の母親・節子も逮捕され、輪花の日常に平穏が訪れます。
吐夢は節子のもとを訪れ、自分の出生について語り始めます。
節子を象徴する四葉のクローバーを握りしめた状態で捨てられていた吐夢。
吐夢の正体は、芳樹と節子の間にできた子どもでした。

その頃、影山は一連の事件の事情聴取を受けていました。
彼が殺したのは輪花が結婚式を担当したカップルと、尚美のみでした。
では一体だれが他のアプリ婚カップルを殺したのか。
最後に血のついたナイフを洗う吐夢の姿が映し出され、作品は幕を閉じます。