長澤まさみ 映画デビュー作「クロスファイア」!

2024年2月12日

長澤まさみの映画デビュー作「クロスファイア」です。

この映画は、矢田亜希子が主演です。
あのころの矢田亜希子は輝いていました。

清楚な女優として、とても人気があった頃です。
2005年に「夢で会いましょう」というドラマで押尾学に出会わなければ人気女優として、
また違った未来があったかもしれません。
人生というのはわからないものです。

この映画は、2000年制作です。
長澤まさみは12歳、時代を感じます。
初々しいわけですが、はっとする雰囲気をもっていました。
このあと、「世界の中心で愛を叫ぶ」でブレイクすることになります。

矢田亜希子、伊藤英明、永島敏行、桃井かおりらが共演しています。
映画の内容は、超能力者の話です。
怒りの念で火をつけることができます。
超能力を隠してきた主人公がその力を使って悪に復讐します。

矢田亜希子が演じる青木淳子と、伊藤英明が演じる多田一樹は同じ会社の同僚で、お互い好意を抱くようになります。

多田の妹が少年グループによる残忍な連続女子高生殺人事件に巻き込まれます。
犯行グループのリーダー・小暮は、未成年のため法の裁きもままなりません。

そして復讐劇が始まります。
幼少の頃から自分の“力”を抑えていた淳子は、法の網の目をすり抜け、世の中にはびこるキレた暴力に怒りの執行を決意します。

多田のために力を解放し車に火を点けます。
淳子は記者を装い、小暮と話します。
犯行を確信した淳子は、小暮にも火を点けますが、多田が止めます。

警察が淳子の事を調べだします。
カイロキネシスという力がからむのでないか、ということに気がつきます。

会社を辞め、引越しをする淳子、突然電話があります。
木戸という、同じ超能力者からです。
小暮に制裁を加えようとしていたときに淳子を目撃したそうです。

長澤まさみが、施設にいる女の子、倉田かおりを演じます。
淳子と同じ特殊な能力を持った子供です。
赤ん坊の頃、人魂で遊んでいたそうです。

木戸は、犯行のビデオを淳子に見せます。
次の犯行を防ぐために、制裁を加えに行く淳子です。

かおりは、自分と同じ力を持つ青木淳子の存在を知ります。

淳子は犠牲者を助けるため、力を解き放ちます。
ところが、銃を持った犯人に襲われ傷を負います。

犠牲者を助けることができず涙を流す淳子、力を使い果たし倒れこみます。

ニュースを見て、淳子のところに向かうかおりです。
能力を使い淳子を探します。

淳子は、ガーディアンという組織のことを知ります。
木戸はその一員でした。

青木淳子と倉田かおり、二人は出会います。
二人は話し合います。
美しい姉妹のようです。

かおりの力は想像を超えて強いことがわかります。
警察にいく淳子は協力を依頼します。
小暮を援護している存在が警察にいることが、かおりの念写でわかります。

力を放ち、警察から逃げ出す淳子です。
ガーディアンが警察関係者の作った組織というのがわかります。
黒幕は長谷川でした。

多田と再開した淳子、二人は抱き合います。
淳子は、多田に別れを言い、涙を流し走ります。

木戸は、かおりを操り火を点けます。
淳子とかおりの戦いが始まり、壮絶な力を出し合います。

長谷川は木戸を狙撃して殺してしまいます。
淳子が立ちあがり、殺された木戸を見つけます。

長谷川は、淳子のせいにして事件をもみ消すつもりです。
淳子はすごい力を発し、タンクローリーに引火した火を止めます。
けれど、長谷川の銃弾に倒れ、火の中に消える淳子が映ります。

最後、長谷川も火が点き命を落します。

長澤まさみの可愛らしさ、原石の魅力がいっぱいでした。
矢田亜希子が力を解き放ち、周囲が火の海になる場面は迫力満点でした。

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