深田恭子 映画「ワイルド7」!

2019年8月13日

深田恭子の映画「ワイルド7」です。

「ワイルド7」とは、「悪党には悪党をぶつける」という提言を検事総長・成沢守にした草波勝警視正が指揮する「超法規的警察組織」でした。

そのメンバー7人は全て選び抜かれた犯罪者たちです。
いずれ劣らぬ凶悪犯のリーダー的存在の飛葉大陸は、恋人に絡んできたヤクザ3人を殺害し、銃刀法違反・公務執行妨害を加えた無期懲役犯でした。

ある日、能面を被り36名を人質にした銀行強盗事件が発生します。
現場にはSWATほか多数のスナイパーたちが駆けつけます。
けれど、犯人は人質全員の顔に麻袋をかけ、犯人か人質か分からないようにします。

ワイルド7に出動命令が下されます。
犯人たちを追う大型トラックの中から出てきたのは、7台のバイク集団です。
彼らは犯人たちの車を発見し、犯人たちを射殺します。
そして事件は解決します。

ある日、事件が発生、ワイルド7に再び出動命令が出ました。
メンバーたちが犯人を追い詰めますが、あと一歩のとき、謎のスナイパーが現われ、犯人を射殺してバイクで逃走します。

ワイルド7の飛葉はスナイパーを追跡しましたが、埠頭のあるクラブで見失ってしまいます。
飛葉は、その店で黒髪の美しい女性と出逢いました。

飛場はクラブで遭った女性が気になっていました。
ある日、飛場はバスに乗る彼女を見つけ、
「俺に一度会ってるな。高速の上で」と声をかけました。

「これって、新手のナンパ?」とその女は答え、立ち去ろうとしましたが、
彼女はバイトに遅れそうだと言い、飛場にバイト先まで送らせます。
それは埠頭のレストランでした。

彼女はそこでウェイトレスをしていました。
飛場はそのレストランでワインを飲み過ぎ、目が覚めたときには彼女の家で寝ていました。

彼女は本間ユキという女性、深田恭子が演じています。
飛場は彼女に自分の名前を教えると、彼女の家を出ていきました。

ある日、米軍と秘密裏に作られた特殊な殺人ウィルスが輸送中に強奪されるという重大事件が発生しました。
犯人たちの要求は現金2億ドル、要求が受け入れられなかった場合、飛行船からウィルスを散布するというものでした。

ワイルド7が出動を命じられます。
大勢の人たちが行き交う、大きなショッピングモール、その中から犯人を特定するのは至難の業でした。

パトロールをしていた飛場は、1台のバイクに乗った人物を見かけました。
それはあの謎のスナイパーでした。

犯人と思われる人物が空港行き電車のコンコースにいることが判明、ワイルド7は急行します。
飛場が犯人たちを目撃したとき、背後からあの謎のスナイパーがバイクで犯人たちに発砲しながら突入してきます。
コンコースは銃撃戦の修羅場となりました。
飛場は謎のスナイパーを助け、ヘルメットを脱がせるとそれは本間ユキでした。

ユキは落ちていた銃を持ち、犯人たちに向けます。
ユキは「そいつは私の家族を殺した。私から全てを奪った男。邪魔する奴は殺す」と言うと、事件装置を解除できる唯一の犯人を撃ち殺しました。

しかし、その男は防弾チョッキを着ていて死んではいませんでした。
隊員たちは時限装置を解除させます。
そして、事件は解決しました。

草波は情報分析部門統括者・桐生圭吾を不審に思います。
桐生は、この事件の前にウィルスメーカーの株を大量に購入し、事件公表後、一気に売りさばいて約20億の大金を手にしています。

草波は桐生を調査し、桐生はその地位を利用し、巨万の富を得ていたことを突き止めます。

その頃、警察はワイルド7のアジトにSWATを送り込んできました。
しかし、アジトには誰もいませんでした。
ワイルド7は、緊急指名手配犯とされてしまいます。

ニュースを観たユキは、家を抜け出し飛場のバイクで逃走します。
飛場はユキに復讐するのは終わりにしろと説得します。
しかし、ユキは止めようとしませんでした。
飛場はユキを眠らせます。

囚われていた草波はワイルド7に
「これより作戦を発動する。標的はPSU情報分析部門統括・桐生圭吾。但し、狙いは桐生一人、他の者は絶対に殺すな」
と命じます。

ワイルド7は「国家」を相手に戦う決意をします。

ワイルド7の大型トレーラーがPSUの建物に横付けされます。
ロケット砲を放ち、トレーナー内から銃を乱射し、PSUに乗り込みます。

飛場は最終ターゲットの桐生まで、なんとか辿り着きます。
飛葉は桐生に銃を向けますが、草波が現れ、飛葉を止めます。

草波は桐生に
「今回、公になった私のデータを修正してもらいたい。壊れた処刑マシンに用はない」
と桐生の仲間となったふりをします。

草波は、油断した桐生を銃で殴り、機密情報を操作、闇社会の全情報を世界にバラまき、闇社会の人間から桐生を狙わせるようにします。

マフィアに狙われた桐生は、数日後、惨殺死体として発見されます。

草波は飛場に、
「本間ユキが出頭してきた」と言って去ります。

6台となり疾走するバイクの集団の背後から、1台の新たなバイクが猛追してきました。
そして、その集団の中に入り込みます。
それは本間ユキでした。
ワイルド7はまた、7人で再び活動を開始します。

美人百花(びじんひゃっか) 2019年 01 月号 [雑誌]