深田恭子 映画 超高速参勤交代 飯盛り女からお姫様に!

2019年8月13日

深田恭子の話題です。

映画、「超高速参勤交代」です。
物語は、江戸時代、8代将軍・徳川吉宗の治世です。

深田恭子が、飯盛り女、お咲の役で出演しています。

佐々木蔵之介は
磐城国の小藩・湯長谷藩の藩主・内藤政醇(ないとうまさあつ)を演じます。

参勤交代から帰ってきてくつろぐ藩の面々が映ります。
ところが、湯長谷藩は幕府から疑いをかけられます。

5日以内に再び参勤交代するようにという命令が届きます。
難癖をつけて、湯長谷藩を取り潰し、金山を手に入れたい、
江戸幕府老中・松平信祝(まつだいらのぶとき)の陰謀です。

藩主、政醇(まさあつ)は5日以内に江戸に行く、そう決断します。
金は無いが知恵はある、そう言って江戸に向かいます。

山を越えて、途中2箇所の宿場だけ人を雇い行列を仕立てる、
そういう計画です。

一匹狼の忍び・雲隠段蔵、なにやら胡散臭い案内役が登場です。
早速、走って江戸に向かう一行です。
山で一泊する一行ですが、酒をのんで酔いつぶれてしまいます。
なんと甘い面々と忍びの段蔵に馬鹿にされます。

参勤交代に出発したことを聞きつけた松平信祝(まつだいらのぶとき)は、
阻止しようと幕府の忍びを向かわせます。

さて、途中、旅籠の様子が映ります。
そこで働くお咲(飯盛り女)を深田恭子が演じます。
なんとも色っぽい姿です。
この時代、宿場に働く女は、客と一夜をともにして
生業を立てています。

お咲は人の客を盗ったと責められます。
女同士の大喧嘩です。

喧嘩の責任を取らされ、折檻されるお咲です。
木に縛りつけられます。

ひとり、馬で駆けつける政醇(まさあつ)、お咲のいる旅籠に泊まります。

縛られているお咲のことを不憫に思い、部屋に呼ぶ政醇(まさあつ)です。
お咲がやってきます。
威勢のいいセリフが飛び出します。
政醇(まさあつ)のことをスケベ侍と言い放ちます。

お咲に背中を揉んでもらう政醇(まさあつ)です。
お白粉を首筋に塗りたくった様子が異様に感じますが、
当時の娼婦の化粧姿です。

まさか、あんたわたしのために?
そんなわけないよねと言って、服を脱ぎだします。

あわてる政醇(まさあつ)です。
今日は揉んでくれればいい、そうお咲を説得します。

お咲の縛られたあとに薬を塗ってあげる政醇(まさあつ)、
お咲のこころも和んでいきます。

役人が宿に捜索に来ます。
幕府から、湯長谷藩の一行を足止めする指示がでています。

お咲は政醇(まさあつ)を助けます。
そして、親に売られた悲しい身の上話をします。
私はもう死んでいる、悲惨な過去です。

政醇(まさあつ)をかばったことで、
番所に突き出されそうになるお咲ですが、
政醇(まさあつ)が助け、馬でふたりで逃げます。

家来たちも山道を急ぎます。
雲隠段蔵の裏切りや、幕府の忍びに襲われ、ぼろぼろになります。

政醇(まさあつ)も幕府の忍びに襲われます。
お咲を人質とられますが、危機一髪のところを段蔵に助けられます。

もはやこれまで、あきらめかけた家来たちですが、
助け船の大名が現れ、無事、宿場での大名行列を仕立てることができます。
そしてなんとか、江戸屋敷に着くことができます。

一方、江戸に向かって走る政醇(まさあつ)ですが、
幕府の忍びが総勢で押し寄せます。

そこに家来たちが助けに来ます。
そして、ぎりぎりで、江戸城に着くことができます
待ち構える老中たちです。

政醇(まさあつ)は金山についての申し開きを認めてもらいます。

不始末をどう決着つけるか、老中に迫ります。
そして、老中・松平信祝(まつだいらのぶとき)は責を負うことになります。

さて、政醇(まさあつ)はお咲を側室に迎える、家臣にそう宣言します。
なんとも美しいお咲です。

テンポが速く、楽しい時代劇でした。
こんな小藩があったとしたら、
江戸時代も捨てたものではない、そんな感じです。

深田恭子の魅力あふれた映画でした。
飯盛り女から美しいお姫様への変身は見ごたえ十分です。

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