長澤まさみ 映画 隠し砦の三悪人

2024年4月22日

長澤まさみ主演の映画 隠し砦の三悪人です。

2008年の公開、長澤まさみ21歳です。

戦国時代、とある地方に、
秋月、早川、山名という互いに隣接した3つの小国がありました。

ある日、秋月が山名に攻め入ります
秋月の城は陥落、唯一の生き残りである雪姫(長澤まさみ)が
家臣の真壁六郎太(阿部寛)と同盟国早川へ逃亡していくストーリーです。

秋月の金塊とともに敵国山名領を横断して
早川領へ脱出する奇策を実行します。

百姓の武蔵(松本潤)と新八(宮川大輔)が逃避行に協力します。

長澤まさみは、秋月家の雪姫を演じています。
六郎太の弟、七郎丸に化けて城を逃げ出します

汚い男の格好をしていますが、
凛としたたたずまいは隠せません。
覚悟を決めた物言い、気丈な役を演じています。

軍資金となる100本の金塊を背にしょって同盟国早川に移動する4人です。

まずは、関所で機転を利かす六郎太です。
雪姫が関所にて奉行にとがめられます。

整った顔の雪姫が本当に男か女か検分されます。
どうやら奉行は男色家のようで、
雪姫が女とわかりがっかりして
一行を通してしまいます。

はなから山名に入ってくるはずがない
と思い込んでいる愚かな奉行です。

そこに鷹山刑部(椎名桔平)が登場します。
ダースベーダのような格好、野心を持った山名の黒幕です。

すぐにその女が雪姫と悟ります。

道中、山名の農民の貧状を目の当たりにする雪姫です。

襲われている農民を見て、
その者たちを解き放て、
雪姫が敵に名乗りでます。
男勝りの凛々しい雪姫ですが、
世間知らずは否めません。

山での村祭りの場面です。
踊り狂う村の人々、重要な行事です。

雪姫は、この世に、
戦や身分の差が無ければ、
民は幸せに暮らせるのに--
戦国の世を嘆きます。

そして、武蔵と一緒に踊りに加わります。
一心不乱に踊る姿が印象的です。

そこに鷹山刑部率いる山名の兵隊が襲いかかります。
雪姫は武蔵と祭りの場から逃げだします。

しかし、兵隊に包囲され捕まってしまいます。
縛られて、山名の城に連れていかれる六郎太と雪姫です。
拷問される六郎太ですが、口を割ろうとはしません。

雪姫も縛られて鷹山刑部の前に連れてこられます。
覚悟はできている、と言い放つ雪姫です。

雪姫は美しく着飾り、鷹山刑部の前に連れ出されます。
運んでいた金塊は金では無かったのがわかります。

軍資金はどこにある、詰問され殴られる雪姫です。

金100貫はすでに早川ある、
名も無き民100人に1本ずつ持たせたと答えます。

鷹山刑部は本当に民がきちんと運んだと思うか?
さらに問います。
私は秋月の民を信じる、
雪姫はきっぱりと言い切ります。

雪姫は武蔵の助けで、隙をみて山名の城から逃げだします。

一方、鷹山刑部と六郎太は戦います。
六郎太の実力を知る鷹山刑部は
一緒に3国を支配しないかと持ちかけます。

きっぱりと拒否する六郎太、
勝負は六郎太が勝ち、自害する鷹山刑部です。

爆発する山名の城、
逃げ出した六郎太とともに馬で早川にむかう雪姫たち一行です。

早川の城に到着します。出迎える秋月の民です。

そして気ままな暮らしを求めて去っていく武蔵、
それを見送るさびしそうな雪姫です。

城に入る雪姫たち、ここでストーリーは終了ですが、
はたして、秋月の復興はなるのでしょうか。

この映画は、
ジョージ・ルーカスなど世界中のクリエイターに
多大な影響を与えた
黒澤明監督の傑作『隠し砦の三悪人』のリメイクです。

スター・ウォーズのアイディアは
この映画を元に考えられたと
ジョージ・ルーカス自らが回想しているとのことです。

有名な冒頭シーンやラストシーンが酷似しているとのこと。

レイア姫は、男勝りの性格や行動、正義感など、
雪姫をモデルとしているようです。

オリジナルの黒澤映画とは違い、
美しい雪姫と武蔵との恋模様が盛り込まれています。

画質は良くないですが、
映画のイベントでのひとコマです。
明るくはじけています。